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岡山県で離婚に強い弁護士を選ぶ
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・有料掲載事務所を一部優先的に表示していますこのページでは、岡山県の下記市町村での離婚問題・調停に対応する弁護士事務所を掲載しています。離婚問題・調停への実際の対応については、各弁護士事務所へご確認ください。
英田町 | 久米町 | 灘崎町 |
赤磐市 | 久米南町 | 成羽町 |
赤坂町 | 倉敷市 | 新見市 |
浅口市 | 興除村 | 西粟倉村 |
旭町 | 金光町 | 早島町 |
足守町 | 佐伯町 | 東粟倉村 |
阿波村 | 作東町 | 日生町 |
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大原町 | 昭和町 | 藤田村 |
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長船町 | 瀬戸内市 | 真備町 |
落合町 | 瀬戸町 | 美甘村 |
鏡野町 | 妹尾町 | 美咲町 |
笠岡市 | 総社市 | 三石町 |
勝田町 | 高梁市 | 御津町 |
勝山町 | 高松町 | 美作市 |
上齋原村 | 建部町 | 美作町 |
鴨方町 | 玉野市 | 矢掛町 |
加茂川町 | 茶屋町 | 八束村 |
加茂町 | 中央町 | 柵原町 |
賀陽町 | 中和村 | 山手村 |
川上村 | 津高町 | 湯原町 |
川上町 | 津山市 | 吉井町 |
吉備中央町 | 哲西町 | 芳井町 |
吉備町 | 哲多町 | 吉永町 |
清音村 | 東児町 | 寄島町 |
久世町 | 富村 | 和気町 |
熊山町 | 奈義町 |
日本司法支援センター 法テラスが発表した統計資料によると、2015年度に岡山県内の法テラスで民事法律扶助が行われた件数は1,258件でした。その内訳を見ると離婚に関する事件に関しては年間308件となっており、47都道府県のなかで第20位という平均以上のランクに位置しています。また、前年比は+66件で、全国で4番目に高い増加数となっています。では、これらの数値に比例して岡山県では離婚件数自体が増えているのでしょうか。これから岡山県の離婚の実態を詳しく見て行きます。
日弁連がまとめた「弁護士白書」を見ると、岡山県における有料法律相談の件数は2014年には1,238件でしたが2015年には1,185件へと減少しています。その一方で、無料法律相談の件数に関してはこの間に9,041件から9,600件へ大きく増していました。有料、無料を合わせた法律相談の総件数を見ると、1年で+506件という状況です。さらに、民事法律扶助の件数を調査すると、こちらも1,211件から1,258件へと増加していました。これらのことから、岡山県民は無料法律相談や弁護士費用の扶助システムがある法テラスを上手に活用していると考えられます。
岡山県の人口は1,915,401人(2016年10月1日時点)です。古くから米、果物などの農業、畜産業が盛んで、水島コンビナートをはじめとする重工業、自動車産業なども発展しています。1990年頃から人口に大きな変動はありませんでしたが、東日本大震災の影響もあって近年は県外からの転入者が増加しています。また、NPOが発表している「田舎暮らし希望地域ランキング」では2012年度には2位、2013年度には3位に輝いています。そういった環境から様々な分野において弁護士への需要が高い状態が続いていますが、岡山県内で活動する弁護士の人数は足りているのでしょうか。「弁護士白書」のデータから2015年の岡山県民1万人当たりの弁護士数を調査すると、その数は1.98人でした。47都道府県のなかでは6番目に多い数となり、隣の広島県1.96人よりも恵まれています。
厚生労働省が発表した平成27年(2015年)の人口動態調査のデータによると、2015年の岡山県の離婚件数は3,296件でした。2014年の離婚件数は3,212件だったため1年で84件増加していることになります。2015年の離婚件数の内訳をみると、3,296件のうち夫婦の合意だけで離婚に至る協議離婚の件数は2,889件となっており、前年比は88件の増加となっていました。岡山県の離婚件数の前年比は+84件のため協議離婚の増加数はそれを超えてしまっています。一方、離婚調停・離婚訴訟など第3者が関係した離婚に関しては合計で4件の減少となっています。これらのデータからわかることは、岡山県では協議離婚だけが目立って増えているということでしょう。
離婚率(人口1000人あたりの離婚件数)の推移に目を向けると、岡山県の離婚率の推移は以下のようになっています。
年 | 離婚率 |
---|---|
平成27年(2015年) | 1.73 |
平成26年(2014年) | 1.68 |
平成25年(2013年) | 1.79 |
平成22年(2010年) | 1.88 |
平成17年(2005年) | 1.92 |
平成12年(2000年) | 2.00 |
平成7年(1995年) | 1.47 |
平成2年(1990年) | 1.13 |
昭和60年(1985年) | 1.30 |
昭和55年(1980年) | 1.09 |
岡山県の離婚率の推移を見ると、この35年でもっとも離婚率が高かったのは2000年の2.00です。それ以降は減少傾向となっていましたが、2015年には離婚件数が88件増加したことにより再び増加に転じています。しかしながら、この年の離婚率1.73は全国平均の1.81以下となっています。また、47都道府県のなかでの順位を見ると、17番目に少ない平均以下のランクに位置しています。
離婚は、単に戸籍の記載を分けるための問題だけではなく、2人の男女が婚姻を経て1つにした生計を2つに分ける、お金の問題でもあります。共有財産をどのように分けるか、は基本として、子どもがいる場合は養育費の問題が発生します。
養育費については、養育費算定表が裁判所のホームページに公開されており、子の人数/年齢、夫・妻 双方の年収によって、養育費の目安を算定することができます。
この表をもとにすると、たとえば14歳以下の子がひとり、夫の年収が500万円、妻が専業主婦で収入ゼロの場合、月に4万円から6万円あたりが相場です。この算定表は、東京・大阪の裁判官による共同研究で作成されたものです。
また、不貞など、夫・妻どちらかに明らかな離婚の原因がある場合は、慰謝料の問題も出てきます。慰謝料の額面については、離婚原因の重大さや、年収レベルによっても大きく異なりますが、上記のような一般的な会社員であれば100万円~300万円が相場と言われています。実際の算定には、東京都の年収相場や、お住いの地域であった支払い事例も、ある程度影響するかもしれません。
夫にも妻にも、それぞれ離婚後の生活がある以上、離婚に至る感情的な問題の大半は、最終的にこうしたお金の問題へと収束されます。当然ながら、当人同士での協議は不調に終わることも少なくなく、離婚問題・調停への対応に優れた弁護士を味方にできるかどうかが、正当な養育費・慰謝料の獲得のカギとなります。
最高裁判所が発表している司法統計年報「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」によると、男女別の離婚原因は下記の通り。
男性 | 女性 | ||
---|---|---|---|
性格が合わない | 61.3% | 性格が合わない | 40.5% |
その他 | 21.2% | 生活費を渡さない | 28.3% |
精神的に虐待する | 18.7% | 精神的に虐待する | 25.6% |
家族親族と折り合いが悪い | 14.9% | 暴力を振るう | 22.7% |
異性関係 | 14.8% | 異性関係 | 18.0% |
性的不調和 | 13.1% | その他 | 12.4% |
浪費する | 12.4% | 浪費する | 11.3% |
同居に応じない | 9.9% | 家庭を捨てて省みない | 9.0% |
暴力を振るう | 8.5% | 家族親族と折り合いが悪い | 7.6% |
家庭を捨てて省みない | 6.3% | 性的不調和 | 7.6% |
病気 | 5.1% | 酒を飲みすぎる | 6.4% |
生活費を渡さない | 4.4% | 不詳 | 4.8% |
不詳 | 3.1% | 病気 | 2.8% |
酒を飲みすぎる | 2.4% | 同居に応じない | 2.4% |
※「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」の2015年データ
※動機は1件につき3点まで重複計上 / 申し立て総数に対する比率
生計・生活に直結する「生活費を渡さない」はもちろん、「精神的に虐待する」「暴力を振るう」の2点についても、合計すると48.3% と、「性格が合わない」の40.5%を超えてトップにあたります。
性格や精神面、関係性の部分の問題と解釈する男性に対して、女性の場合、いわゆるドメスティック・バイオレンスといわれるような、生存上の脅威となるような理由が上位に来ていることが特徴的で、離婚した女性のさらされた厳しい状況が垣間見えます。
このような夫婦・家族・カップル間での暴力の防止と被害者の保護を目的に、2001年10月、超党派の女性議員による議員立法によって「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法)」いわゆるDV防止法が制定されました。
全国の自治体では、この法律に基づく基本計画を策定し、女性を中心としたドメスティック・バイオレンスに悩む方々を支援するための取り組みを推進しています。
岡山県では、配偶者、元配偶者、恋人などからの暴力に悩む方を支援するため、「配偶者暴力相談支援センター」を設置しています。DVとは、殴る蹴るなどの身体的暴力、無視する、怒鳴るなどの精神的暴力、生活費を渡さないなどの経済的暴力、性行為を強要するなどの性的暴力、行動を監視する、交友関係を制限するなどの社会的暴力のことを表します。また、恋人からの暴力はデートDVと呼ばれており、近年増えています。岡山県のDV相談窓口を一部紹介致します。各機関では、それぞれの役割に沿って被害者を支援しています。直接相談に行けない方も電話で悩みを相談することができるので、一人で悩みを抱え込まず一度電話してみましょう。生活に不安がある場合は自立までサポートしてくれる制度もありますので安心して下さい。
相談窓口 | 連絡先 |
---|---|
岡山県女性相談所 | 086-235-6060 |
岡山県男女共同参画推進センター(ウィズセンター) | 086-235-3310 |
岡山市男女共同参画相談支援センター(相談ほっとライン) | 086-803-3366 |
倉敷市男女共同参画推進センター(ウィズアップくらしき) | 086-435-5670 |
DV夜間電話相談 岡山県女性相談所 | 086-235-6101 |
NPO法人さんかくナビ | 086-227-1002 |
津山男女共同参画センター「さん・さん」 | 0868-31-2533 |
玉野市男女共同参画相談支援センター | 0863-33-7867 |
笠岡市男女共同参画推進センター(てらすセンター) | 0865-62-5769 |
新見市男女共同参画プラザ | 0867-72-6159 |
岡山県備前県民局健康福祉部 | 086-272-3989 |
各相談窓口では、専門の相談員があなたの悩みを解決できるよう関係機関と連携をとりながら様々な支援を行います。しかし、あなたの身に重大な危険が迫っている場合には、迷うことなく警察(事件発生時)110番に通報しましょう。勇気を出して警察に届け出て、自らの身の安全を確保して下さい。DVはあなた自身の平和な生活を脅かすと同時に、それを目にするお子さんの心身の成長にも大きな影響を及ぼします。我慢することが良いことではありません。平和な日常生活を取り戻すために一歩前に進みましょう。
岡山弁護士会では、県民の法律に関するお悩みに対応するため県内10か所に法律相談センターを開設しています。相談料は基本として40分以内5,000円(税別)です。また、平日忙しい方のために夜間法律相談、土日法律相談を定期的に開催しています。この場合、相談料は30分以内5,000円(税別)となります。開催場所や時間はその都度異なりますので、詳細は岡山弁護士会のホームページなどで確認して下さい。予約専用電話番号は086-234-5888です。あなたが離婚を考えたとき、慰謝料のこと、子供の養育費のことなど様々なことに不安を感じることでしょう。そんな時、離婚に関する疑問を気軽に相談できるのが法律相談センターです。岡山弁護士会では法律相談が県民にとって身近なものとなるよう尽力しています。2016年3月31日の時点で岡山弁護士会に所属する弁護士の人数は以下の表のとおりです。
岡山法律相談センター | 倉敷法律相談センター |
新見法律相談センター | 高梁法律相談センター |
真庭法律相談センター | 井笠法律相談センター |
東備法律相談センター | 勝英法律相談センター |
津山法律相談センター | 夜間・土日法律相談センター |
会員数(2016年3月31日現在)
弁護士 | 380人 |
弁護士法人会員 | 203法人 |
外国特別会員 | 0人 |
岡山県では夫婦間の話し合いだけで合意に至る協議離婚が増えています。離婚率は比較的低い方ですが、前年より離婚件数が増加しているという状況です。わが国では既婚者の3分の1は離婚しているという現実があります。離婚理由は、性格の不一致、経済的な問題、相手の浮気、家庭内暴力など様々ですが、あなたはどういうときに離婚を現実のものとして考えましたか。しかし、いざ離婚を決意すると、子供の親権のこと、慰謝料のことなど離婚後の生活を大きく左右することに悩むのではないでしょうか。あなたが納得できる離婚をするためには、法律の専門家のサポートが重要な役割を果たします。協議離婚の場合でも、あなたに法律的な知識があれば慰謝料や財産分与などでより良い条件を引き出せたかも知れません。もしあなたが離婚を決断したなら、離婚問題を解決していくなかで様々な法的手続きが発生することを忘れてはいけません。納得できる方法で確実に離婚問題を解決するためには、岡山県の環境をよく理解し、当事者の事情に対して親身になってくれる、信頼できる弁護士のサポートを受けることをお薦め致します。
離婚に関する相談窓口には、岡山弁護士会の法律相談センターのほか、岡山県女性相談所、岡山県男女共同参画推進センター(ウィズセンター)などの公的機関があります。離婚を考えたとき、悩みを相談していくなかで離婚を決断したときには、身近な法律の専門家に相談してみましょう。法律に関わる不安があっても専門家に相談すれば安心できます。離婚に関する悩みでつらい日々を送ることはありません。あなたにとって最善の解決策が得られるでしょう。