石川県の離婚問題について
石川県の離婚に対応している弁護士事務所
このページでは、石川県での離婚問題・調停に対応する弁護士事務所を掲載しています。離婚問題・調停への実際の対応については、各弁護士事務所へご確認ください。
津幡法律事務所
津幡法律事務所は、石川県河北郡津幡町で初めて開設された弁護士事務所で、離婚問題にも幅広く対応しています。協議離婚から調停・訴訟まで、相談者に寄り添った対応を心掛けており、夜間や休日の相談対応、出張相談、弁護士費用特約を利用した無料相談など、柔軟な体制が整っています。地域に密着した丁寧かつ迅速なサポートを提供する法律事務所です。
津幡法律事務所の概要
事務所名 |
津幡法律事務所 |
所在地 |
〒929-0341 石川県河北郡津幡町横浜ほ27-5 コスモビル2階 |
受付時間 |
平日 9:00〜18:00 |
所属弁護士 |
横見 健太 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
【電車の場合】IRいしかわ線・JR北陸 七尾線「津幡駅」徒歩15分 【バスの場合】津幡町営バス バス停「横浜西」下車 徒歩3分 【自動車の場合】国道8号線を 南中条ICまたは中橋ICで降りて車で3分 |
- 津幡町初の法律事務所として地域密着型のサポート:
石川県河北郡津幡町に初めて設立された法律事務所として、地元に根差した法律サービスを提供しています。
- 離婚協議・調停・訴訟まで幅広く対応:
協議離婚から家庭裁判所での調停・訴訟まで、離婚に関する各段階でのサポートが可能です。
- 夜間・土日祝の相談にも柔軟に対応:
平日に時間が取れない方でも相談できるよう、事前調整により夜間や休日の対応にも配慮されています。
石川県津幡町を拠点とする津幡法律事務所では、地域に根ざした弁護士が、離婚に関するあらゆる問題に丁寧に対応しています。協議、調停、裁判といった各段階に応じた的確なアドバイスとサポートを提供し、納得のいく解決へと導きます。夜間・土日祝日のご相談にも可能な限り対応しており、出張相談や弁護士特約を利用した無料相談にも応じている点が安心材料となるでしょう。
あさひ法律事務所
弁護士法人あさひ法律事務所は石川県金沢市に位置し、離婚や不貞慰謝料請求などの家庭問題に注力してきた実績豊富な法律事務所です。弁護士が全相談に直接対応し、信頼関係を大切にしながら丁寧な問題解決を目指します。離婚相談は初回無料の対象外ですが、相談前に費用見積を提示してもらえるため、不安なく相談できる体制が整っています。
あさひ法律事務所の概要
事務所名 |
あさひ法律事務所 |
所在地 |
〒920-0911 石川県金沢市橋場町6-17 |
受付時間 |
平日 9:00〜18:00 |
所属弁護士 |
樋詰 哲朗/上野 花穂 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
金沢駅東口3番のりば 金沢学院大学方面行きバス「橋場町」下車 徒歩9分/城下まち金沢周遊バス「橋場町(金城楼前)」下車 徒歩7分 |
- 離婚・不貞慰謝料請求に多数の実績、北陸地方からの相談実績も豊富
- 弁護士が全相談に直接対応、信頼関係を重視した丁寧なヒアリングと説明
- 相談前に費用の見積り提示があり、納得して依頼できる明朗な料金体系
離婚や不貞慰謝料請求といった家庭内の問題にお悩みの方へ、あさひ法律事務所は北陸地方を中心に多数の対応実績を持ち、丁寧な対応が特長の法律事務所です。弁護士が最初から最後まで一貫して対応し、納得できる解決のために裁判の見通しまで率直に説明。費用面でも事前に見積もりが提示されるため、安心して相談できます。
まこと共同法律事務所
弁護士法人まこと共同法律事務所は、石川県金沢市に拠点を構え、離婚に伴う慰謝料請求や財産分与、親権、婚姻費用、DV保護命令など多様な問題に対応しています。「誠実に事件を処理し、法律をわかりやすく説明する」ことを理念とし、初回から丁寧に寄り添う姿勢が特徴。事前予約により、土日祝や夜間の相談にも対応可能です。
まこと共同法律事務所の概要
事務所名 |
まこと共同法律事務所 |
所在地 |
〒920-0912 石川県金沢市大手町15番14号 アーバンハイム大手町4階 |
受付時間 |
平日 9:00〜18:00 |
所属弁護士 |
久保 雅史/浅野 雅幸 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
JR線「金沢駅」徒歩30分・車10分/エムザ・近江町いちば館から徒歩7分 |
- 離婚に伴う財産分与・親権・慰謝料請求・養育費・DV保護命令など多様な問題に対応
- 「誠実」「わかりやすさ」を掲げた明快な理念のもと、相談者に寄り添う弁護士対応
- 事前予約により土日祝日や夜間相談も対応可能、平日多忙な方にも配慮
石川県で離婚に関する法的トラブルを抱えている方へ、まこと共同法律事務所は、財産分与や親権、養育費といった問題からDV保護命令まで、幅広い離婚関連の課題に真摯に対応しています。「誠実に」「わかりやすく」という理念のもと、安心して相談できる体制が整っており、土日祝や夜間の相談にも柔軟に応じてくれる頼れる存在です。
弁護士法人 北尾法律事務所
弁護士法人北尾法律事務所は、昭和20年創業の石川県金沢市にある歴史ある法律事務所です。7名の弁護士が在籍し、それぞれが専門性を活かして幅広い案件に対応。離婚に関する法律相談も受け付けており、初回相談は30分5,500円(税込)から利用可能。法律センタービル1階に駐車場も完備しており、アクセスも便利です。
弁護士法人 北尾法律事務所の概要
事務所名 |
弁護士法人 北尾法律事務所 |
所在地 |
〒920-0912 石川県金沢市大手町9番29号 |
受付時間 |
平日 9:00〜17:00 土曜 9:00〜13:00 |
所属弁護士 |
岩淵 正明/奥村 回/橋本 明夫/中田 博繁/北尾 美帆/小島 次郎/前山 隼人 |
相談料 |
初回相談料 5,500円(税込)/30分以内 11,000円(税込)/30分~1時間以内 |
アクセス |
北陸鉄道バス亭「橋場町」または「兼六園下」で下車 JR在来線・JR新幹線・IRいしかわ鉄道「金沢駅」徒歩25分 |
- 昭和20年創業、石川県内で最も歴史のある法律事務所のひとつとして安心の実績
- 金沢市最大級、7名の弁護士が在籍し、離婚問題にも多様な視点で対応可能
- 平日は17時まで、土曜も13時まで相談受付があり、忙しい方でも利用しやすい
石川県で離婚問題にお悩みの方、安心して相談できる法律事務所をお探しでしたら、弁護士法人北尾法律事務所が心強い味方となるでしょう。創業から70年以上にわたり地域の法律問題を支えてきた実績があり、現在は7名の弁護士が在籍。それぞれが専門性を持ち、離婚に伴う慰謝料請求、親権、財産分与など複雑な問題にも迅速かつ的確に対応します。
弁護士法人 兼六法律事務所
弁護士法人兼六法律事務所は、石川県金沢市と白山市に拠点を持ち、離婚問題に関して豊富な経験を有する法律事務所です。配偶者のDVや浮気、親権・養育費・財産分与など、複雑な家庭内問題にも真摯に対応し、初回相談は30分5,500円(税込)で受け付けています。経験豊かな弁護士陣が、納得と安心を提供するサポートを行っています。
弁護士法人 兼六法律事務所の概要
事務所名 |
弁護士法人 兼六法律事務所 |
所在地 |
金沢事務所:〒920-0932 金沢市小将町3番8号 白山事務所:〒924-0885 白山市殿町48番地 |
受付時間 |
金沢事務所:9:15~17:30 白山事務所:9:30~16:30 |
所属弁護士 |
金沢事務所:代表弁護士 森岡 真一 白山事務所:代表弁護士 小堀 秀行 |
相談料 |
初回 5,500円(税込)/30分 2回目 5,500円(税込)/30分 以降 22,000円(税込)/60分 |
アクセス |
金沢事務所:JR在来線・JR新幹線・IRいしかわ鉄道「金沢駅」徒歩32分 白山事務所:JR在来線「松任駅」徒歩3分/「西松任駅」28分 |
- 配偶者の暴力や浮気、親権、養育費など離婚に伴う多様な悩みに対応可能
- 金沢事務所には夫婦問題に精通した弁護士が複数在籍、特に副所長の浮田弁護士・太田弁護士は離婚分野を得意とする
- 初回30分5,500円(税込)で相談可能、問題解決の糸口を見つけやすい価格設定
- 「傾聴」「共感」「迅速」「円満」「安心」「納得」の6つの柱を理念に掲げ、依頼者に寄り添った対応
- 白山・金沢の2拠点で運営され、地域に根差した柔軟なサポート体制を構築
石川県で離婚問題に直面し、配偶者からの暴言や浮気、親権の取得、養育費の確保などでお悩みの方には、兼六法律事務所が心強い味方となるでしょう。離婚に伴う法的・感情的な葛藤に真摯に向き合い、納得のいく解決へと導いてくれます。特に金沢事務所では、夫婦問題に注力する弁護士が在籍し、的確かつ迅速な対応を期待できます。
弁護士法人 金沢合同法律事務所
弁護士法人金沢合同法律事務所は、石川県金沢市にて70年以上の歴史を有し、離婚問題にも力を入れている法律事務所です。特に女性弁護士が在籍している点が特長で、セクハラや離婚といったデリケートな問題にも安心して相談できます。初回は法テラスの無料相談制度にも対応し、土曜相談も実施。信頼できる地元の法律事務所として、多くの実績を重ねています。
弁護士法人 金沢合同法律事務所の概要
事務所名 |
弁護士法人 金沢合同法律事務所 |
所在地 |
〒920-0931 石川県金沢市兼六元町9番40号 |
受付時間 |
平日 8:30〜18:00 土曜 9:00〜12:00 |
所属弁護士 |
菅野 昭夫/宮西 香/渡邊 智美/萩野 美穂子/蕪城 哲平/徳田 隆裕 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分以内 11,000円(税込)/30分~1時間以内 |
アクセス |
JR金沢駅東口バスターミナル「3番のりば」11番、12番、16番バス(橋場町方面)乗車 北鉄バス「橋場町バス停」下車 徒歩5分 |
- 離婚や男女問題の相談実績が豊富で、女性弁護士が在籍しており、デリケートな悩みにも親身に対応
- 守秘義務を徹底し、家庭内の話しづらい問題も安心して相談できる環境を提供
- 複数の弁護士によるチーム対応が可能で、複雑な離婚案件や長期化しやすい調停・裁判にも強い
- 土曜相談も実施、平日多忙な方にも配慮した相談体制
- 70年以上の歴史を持つ法律事務所で、地域からの厚い信頼と実績
離婚を考えているけれど、どこに相談すればよいか分からない…そんなお悩みをお持ちの方へ。弁護士法人金沢合同法律事務所では、女性弁護士も在籍しており、配偶者との関係や今後の生活設計に関する不安を、法律の観点から丁寧にお聞きします。秘密厳守の相談環境と、多数の離婚事件への対応実績があるため、安心してご相談いただけます。
石川県で離婚問題の弁護士をお探しの方へ
石川県の法テラスでの離婚事件対応数は全国第19位
日本司法支援センター 法テラスが発表した統計資料によると、2015年に石川県内の法テラスで民事法律扶助が行われた件数は年間1,098件です。そのうち、離婚に関する事件の件数は310件となっており、この件数は47都道府県のなかで19番目に多い数です。前年比は29件の減少で、全国的な傾向として、2015年には離婚に関する民事法律扶助の件数が増加していますが、石川県は減少傾向となっています。では、同じように離婚の件数自体が減っているのでしょうか。これから、石川県の離婚事情を詳しく見て行きます。
石川県の法律相談・法テラスの民事法律扶助の件数はいずれも減少
日弁連がまとめた「弁護士白書」を見ると、石川県(金沢弁護士会)における有料法律相談の件数は2014年には250件でしたが2015年には292件に増加しています。その一方で、無料法律相談の件数については減少しており、この間に5,193件から5,030件になりました。有料、無料を合わせた法律相談の総件数に関して見ると、石川県では1年で121件減少しているという状況です。さらに、民事法律扶助の件数を調査すると、こちらも1,105件から1,098件へと数を減らしていました。このように石川県では法律相談の実施数および法テラスが対応する代理援助事件の数に関して、いずれにおいても減少傾向となっています。
石川県の人口は平成28年10月時点で1,150,818人となっています。県内総生産(平成20年)は4兆6,114億円(名目)で、産業構造を見ると、第二次産業の中でも製造業の割合が高く、1人当たりの生産用機械器具製造業出荷額は全国1位となっています。その一方で、農業産出額は年々減少しており、昭和60年代の半分近くという状況です。石川県を訪れる観光客は約2,150万人(平成22年)となっており、金沢市には兼六園、金沢城公園などの観光スポットがあります。そのほか、北陸新幹線の開通により、東京などからも多くの観光客が訪れ、さらに盛り上がりを見せています。こういった環境の石川県ですが、「弁護士白書」のデータから2015年の石川県民1万人当たりの弁護士数を調査すると、その数は1.43人と比較的高めで、47都道府県のなかで17番目に多い数値です。
石川県の離婚問題の現状
石川県の協議離婚は増加し、離婚調停・離婚訴訟は減少傾向
厚生労働省が発表した平成27年(2015年)の人口動態調査のデータを見ると、石川県の2015年の離婚件数は年間1,703件となっています。2014年の離婚件数は1,708件だったため1年で5件の減少です。2015年の離婚件数の内訳を見ると、1,703件のうち夫婦の合意だけで離婚に至る協議離婚の件数は1,442件で、前年比は20件の増加となっています。一方で、調停離婚や和解離婚、判決離婚など第3者が関わった離婚件数に関しては合計で25件減少していました。これらのデータから、石川県では夫婦の合意だけで離婚に至るケースだけが増え、離婚調停などが減って来ていることがわかります。
離婚率(人口1000人あたりの離婚件数)の推移に目を向けると、石川県の離婚率の推移は以下のようになっています。
年 |
離婚率 |
平成27年(2015年) |
1.49 |
平成26年(2014年) |
1.49 |
平成25年(2013年) |
1.58 |
平成22年(2010年) |
1.57 |
平成17年(2005年) |
1.63 |
平成12年(2000年) |
1.73 |
平成7年(1995年) |
1.22 |
平成2年(1990年) |
1.04 |
昭和60年(1985年) |
1.19 |
昭和55年(1980年) |
1.14 |
石川県の離婚率の推移を見ると、この35年では2000年の離婚率1.73をピークとし、その後は多少増減があるものの減少傾向となっていました。2015年の離婚率1.49は全国平均の1.81を大幅に下回っており、47都道府県のなかでの順位を見ると、全国で5番目に低い離婚率となっています。過去の離婚率を見ても、石川県は比較的離婚率が低い県である言えるでしょう。
慰謝料・養育費…離婚はお金の問題でもある
離婚は、単に戸籍の記載を分けるための問題だけではなく、2人の男女が婚姻を経て1つにした生計を2つに分ける、お金の問題でもあります。共有財産をどのように分けるか、は基本として、子どもがいる場合は養育費の問題が発生します。
養育費については、養育費算定表が裁判所のホームページに公開されており、子の人数/年齢、夫・妻 双方の年収によって、養育費の目安を算定することができます。
この表をもとにすると、たとえば14歳以下の子がひとり、夫の年収が500万円、妻が専業主婦で収入ゼロの場合、月に4万円から6万円あたりが相場です。この算定表は、東京・大阪の裁判官による共同研究で作成されたものです。
また、不貞など、夫・妻どちらかに明らかな離婚の原因がある場合は、慰謝料の問題も出てきます。慰謝料の額面については、離婚原因の重大さや、年収レベルによっても大きく異なりますが、上記のような一般的な会社員であれば100万円~300万円が相場と言われています。実際の算定には、東京都の年収相場や、お住いの地域であった支払い事例も、ある程度影響するかもしれません。
夫にも妻にも、それぞれ離婚後の生活がある以上、離婚に至る感情的な問題の大半は、最終的にこうしたお金の問題へと収束されます。当然ながら、当人同士での協議は不調に終わることも少なくなく、離婚問題・調停への対応に優れた弁護士を味方にできるかどうかが、正当な養育費・慰謝料の獲得のカギとなります。
司法統計に見る、男女の離婚動機の違い
最高裁判所が発表している司法統計年報「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」によると、男女別の離婚原因は下記の通り。
男性 |
女性 |
性格が合わない |
61.3% |
性格が合わない |
40.5% |
その他 |
21.2% |
生活費を渡さない |
28.3% |
精神的に虐待する |
18.7% |
精神的に虐待する |
25.6% |
家族親族と折り合いが悪い |
14.9% |
暴力を振るう |
22.7% |
異性関係 |
14.8% |
異性関係 |
18.0% |
性的不調和 |
13.1% |
その他 |
12.4% |
浪費する |
12.4% |
浪費する |
11.3% |
同居に応じない |
9.9% |
家庭を捨てて省みない |
9.0% |
暴力を振るう |
8.5% |
家族親族と折り合いが悪い |
7.6% |
家庭を捨てて省みない |
6.3% |
性的不調和 |
7.6% |
病気 |
5.1% |
酒を飲みすぎる |
6.4% |
生活費を渡さない |
4.4% |
不詳 |
4.8% |
不詳 |
3.1% |
病気 |
2.8% |
酒を飲みすぎる |
2.4% |
同居に応じない |
2.4% |
※「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」の2015年データ
※動機は1件につき3点まで重複計上 / 申し立て総数に対する比率
生計・生活に直結する「生活費を渡さない」はもちろん、「精神的に虐待する」「暴力を振るう」の2点についても、合計すると48.3% と、「性格が合わない」の40.5%を超えてトップにあたります。
性格や精神面、関係性の部分の問題と解釈する男性に対して、女性の場合、いわゆるドメスティック・バイオレンスといわれるような、生存上の脅威となるような理由が上位に来ていることが特徴的で、離婚した女性のさらされた厳しい状況が垣間見えます。
石川県の離婚問題に対する取り組み
石川県のドメスティック・バイオレンスに対する取り組み
このような夫婦・家族・カップル間での暴力の防止と被害者の保護を目的に、2001年10月、超党派の女性議員による議員立法によって「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法)」いわゆるDV防止法が制定されました。
全国の自治体では、この法律に基づく基本計画を策定し、女性を中心としたドメスティック・バイオレンスに悩む方々を支援するための取り組みを推進しています。
石川県では配偶者(元配偶者)や恋人からの暴力に悩むひとを支援するため、石川県女性相談支援センターを開設し、電話および面接による相談対応を行っています。相談費用は無料です。DVには、殴る蹴るなどの身体的な暴力のほか、言葉などによる精神的な暴力、性的行為を強要する、生活費を渡さないなどの行為も含まれます。一人で悩まないでまずはセンターに電話してみてはいかがですか。秘密は厳守されますので安心です。石川県女性相談支援センターの相談時間は、月~金(祝日、年末年始を除く)の8時30分~17時15分です。また、電話相談に関しては「女性のためのDV専門電話相談DVホットライン」076-221-8740で対応しています。 相談時間は、月~金(祝日、年末年始を除く)の9時00分~21時00分、土・日・祝日、年末年始の9時00分~17時00分です。過去のデータですが、平成12年の調査によると金沢市では配偶者や恋人から何らかの暴力を受けたことがあるひとは、全体の48.3%となっていました。DVは、直接暴力を受ける本人だけでなく、その子どもたちの心身の成長にも大きな影響を及ぼします。また、最初は軽い暴力でも徐々にエスカレートしていくことが多いため、できる限り早い段階で関係機関に相談することをお薦めします。
石川県にはパートナーに暴力をふるってしまう男性のための相談窓口があります。暴力がやめられない、暴力をふるうことを何とかしてやめたいと思っている男性は、「石川県こころの健康センター」076-238-5761に電話で相談してみてください。相談時間は月〜金の8:30〜17:15です。
相談窓口 |
連絡先 |
金沢市女性相談支援室(配偶者暴力相談支援センター) |
076-220-2554 |
石川県女性相談支援センター(配偶者暴力相談支援センター) |
076-223-8655 |
女性なんでも相談室(石川県女性センター) |
076-231-7331 |
警察安全相談(石川県警察本部) |
076-225-9110 |
レディース通話110番(石川県警察本部) |
076-225-0281 |
女性の権利110番(金沢弁護士会) |
076-221-0242 |
女性の人権ホットライン(金沢地方法務局) |
0570-070-810 |
石川おんなのスペースホットライン |
080-1960-3116 |
もし緊急性が高く、自身に重大な危険が迫っていると感じている場合には、迷うことなく警察(事件発生時)110番に通報してください。DVから逃れて安全確保を求める場合、各警察署内の生活安全課が対応してくれます。いざというときに持っていると良いものは社会保険証書、運転免許証、パスポートなどの身分証明書、印鑑、預金通帳、カードなどです。また、裁判時に証拠となるよう、怪我したときの写真、診断書などは保存しておきましょう。
石川県の離婚問題を解決するには
金沢弁護士会は県内4か所に法律相談センターを開設しています
金沢弁護士会には以下の表のように県内4か所に弁護士による法律相談を行う法律相談センターを設けています。相談料金は30分で5,000円です。相談日時はそれぞれ異なるため、あらかじめ電話で予約を入れましょう。離婚を考えた時、離婚に関する法律的なことがわからず不安になる方が多いのではないでしょうか。財産分与、慰謝料、養育費のことなど、経済的なことを有利に解決していくには法律の知識が必要です。悩んだ時は法律相談センターが便利です。2016年3月31日の時点で金沢弁護士会に所属する弁護士の人数は以下の表のとおりです。
名称 |
場所 |
日時 |
電話番号 |
金沢法律相談センター |
金沢弁護士会 |
毎週月曜から金曜 午後1時~3時30分 |
076-221-0242 |
南加賀法律相談センター |
小松商工会議所 |
毎週木曜 午後1時~3時30分 |
076-221-0242 |
七尾法律相談センター |
七尾パトリア5階フォーラム七尾 |
毎週木曜 午後1時30分~4時 |
076-221-0242 |
能登法律相談センター |
穴水町保健センター |
毎週木曜 午後1時45分~4時15分 |
076-221-0242 |
会員数(2016年3月31日現在)
弁護士 |
165人 |
弁護士法人会員 |
87法人 |
外国特別会員 |
0人 |
石川県で離婚問題に悩む皆様へ
我が国では、既婚者の3分の1は離婚しているという現実があります。離婚には、協議離婚(協議上の離婚)、調停離婚、審判離婚、裁判離婚(裁判上の離婚)があります。近年は夫婦間の合意だけで離婚に至る協議離婚が増加していますが、いずれにおいても、離婚を決意してから離婚に至るまで多くのエネルギーを必要とするでしょう。離婚理由は、性格の不一致、経済的な問題、相手の浮気、家庭内暴力、嫁姑問題など様々ですが、いざ離婚すると決めても、子供の親権のこと、慰謝料のこと、財産分与のことなど離婚後の生活に不安を感じるのではないでしょうか。離婚について悩みを抱えたときには、納得できる離婚をするため、法律の専門家のサポートを受けることをお薦めします。もしあなたが離婚を決意したなら、離婚問題を解決していくなかで様々な法的手続きが発生することを忘れてはいけません。納得できる方法で確実に離婚問題を解決していくためには、石川県の環境をよく理解し、当事者の立場に立って動いてくれる弁護士のサポートが大きな力になるでしょう。
離婚に関する相談窓口には、金沢弁護士会の法律相談センターのほか、県や市が運営する公的機関がいくつかあります。離婚を考えたとき、一人で悩みを抱え込まず離婚後の新たな生活をより良いものにするためにも専門家のアドバイスを受けることをお薦めします。協議離婚においても、財産分与などにおいて法的な知識があるかないかで結果が変わるはずです。離婚後に後悔することのないよう、まずは信頼できる弁護士を見つけましょう。