長野県の離婚問題について
長野県の離婚に対応している弁護士事務所
このページでは、長野県での離婚問題・調停に対応する弁護士事務所を掲載しています。離婚問題・調停への実際の対応については、各弁護士事務所へご確認ください。
中村隆次・田鶴子法律事務所
中村隆次・田鶴子法律事務所は、長野市県町に所在する歴史ある法律事務所で、家族法・相続・労働問題など生活に密着した法律相談を数多く手がけています。女性弁護士によるきめ細やかな対応と、法テラスの利用にも対応しており、初めての離婚相談にも安心して臨めます。JR長野駅から徒歩圏内、駐車場も完備しており、アクセスにも配慮されています。
中村隆次・田鶴子法律事務所の概要
事務所名 |
中村隆次・田鶴子法律事務所 |
所在地 |
〒380-0838 長野県長野市南長野県町484番地1 BOAビル603号 |
受付時間 |
平日 9:00〜17:30 |
所属弁護士 |
中村 隆次/中村 田鶴子 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分ごと |
アクセス |
JR「長野駅」徒歩20分/長野自動車道 長野ICより車で30分(駐車場あり) |
- 女性弁護士による丁寧な対応が可能で、家族法・離婚問題に豊富な経験あり
- 法テラスの扶助制度に対応、条件を満たせば相談料無料で利用可能
- 1984年創設の歴史ある法律事務所で、信頼と実績に基づいた相談対応
長野市で離婚に関する悩みを抱えていらっしゃる方へ。中村隆次・田鶴子法律事務所は、男女2名のベテラン弁護士が在籍し、特に家族法や労働法など人の生活に密着した法律問題に強みを持つ法律事務所です。法テラスの利用にも対応しており、経済的に不安を抱える方でも安心してご相談いただけます。
長野中央法律事務所
長野中央法律事務所は、1965年の設立以来、市民や労働者の権利を守る法律事務所として活動を続けてきました。離婚や養育費、婚姻費用など家事事件への対応実績も豊富で、裁判所や法務局へのアクセスも良好。長野市中心部に位置し、安心してご相談いただけます。
長野中央法律事務所の概要
事務所名 |
長野中央法律事務所 |
所在地 |
〒380-0846 長野県長野市旭町1098番地 長野県教育会館4階 |
受付時間 |
平日 9:30〜17:00 |
所属弁護士 |
村上 晃/山崎 泰正/今村 義幸 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
長野電鉄「権堂駅」徒歩12分/JR線「長野駅」徒歩20分 バス停 「合同庁舎前」または「大門南」下車(徒歩数分) |
- 60年近い歴史を持つ老舗法律事務所として、地域に根ざした実績と信頼がある
- 離婚・養育費・婚姻費用・成年後見など家庭内の法的トラブルにも幅広く対応
- 裁判所・法務局・弁護士会館に近接し、調停や裁判を含む対応にも便利な立地
長野県内で離婚や養育費の問題に悩まれている方には、60年近い歴史と実績を誇る長野中央法律事務所をおすすめします。家庭内のトラブルにおいても、経験豊かな弁護士が親身に対応。裁判所にも近いため、調停や訴訟を見据えた相談にも適しています。
中嶌法律事務所
中嶌法律事務所は、長野地方裁判所近くに位置する地域密着型の法律事務所です。離婚・親権・財産分与といった家族法に関する問題について、経験豊富な弁護士が親身に対応。相談者の立場に立ち、不安を取り除きながら最適な解決策を共に模索します。駐車場完備でアクセスも便利です。
中嶌法律事務所の概要
事務所名 |
中嶌法律事務所 |
所在地 |
〒380-0838 長野県長野市大字南長野県町466-8 |
受付時間 |
平日 9:00〜17:00 |
所属弁護士 |
中嶌 知文/中嶌 実香 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
長野電鉄「権堂駅」徒歩12分 |
- 男女2名の経験豊富な弁護士が在籍し、夫婦問題にも多角的な視点で対応可能
- 相談者の悩みに親身に寄り添い、将来のトラブル予防も含めた法的アドバイスを提供
- 弁護士費用は依頼者との協議によって適正に決定、事前見積書の発行も可能で安心
- 長野地方裁判所近く、駐車場6台分完備でアクセス良好
離婚を考えているけれど「誰に相談したらいいか分からない」とお悩みの方へ。中嶌法律事務所では、経験豊富な男女2名の弁護士が、法律的な観点はもちろん、感情面のケアにも配慮しながら丁寧にお話を伺います。まずは一度、お気軽にご相談ください。
中嶋慎治法律事務所
中嶋慎治法律事務所は、長野市吉田にある地域密着型の法律事務所です。離婚や親権、DV、養育費、財産分与、慰謝料請求など、家庭内の法的問題に幅広く対応。法テラスの無料相談制度も利用可能で、費用に不安のある方にも配慮した対応を行っています。代表弁護士は人の「思い」を大切にし、真摯で丁寧な相談対応を心掛けており、長野市近郊で離婚問題にお困りの方にとって信頼できる存在です。
中嶋慎治法律事務所の概要
事務所名 |
中嶋慎治法律事務所 |
所在地 |
〒381-0043 長野市吉田5丁目17番21号 |
受付時間 |
平日 9:00〜18:00 |
所属弁護士 |
中嶋 慎治 |
相談料 |
5,000円/30分あたり ※税込・税抜どちらなのかは不明 |
アクセス |
【電車でお越しの方】 しなの鉄道「北長野駅」徒歩20分 長野電鉄「朝陽駅」徒歩21分
【バスでお越しの方】 長野電鉄バス 運動公園線 太田 下車1分
【車でお越しの方】 上信越道 須坂長野東インターチェンジより 約20分 |
- 離婚・親権・養育費・財産分与・慰謝料・DV・ストーカー被害など、家庭問題に幅広く対応
- 法テラスの無料相談に対応、一定の条件を満たせば同一案件について3回まで無料相談可能
- 代表弁護士が「人の思い」を大切にした丁寧な聴き取りを心がけ、依頼者の納得に寄り添う姿勢
- 豊富な公益活動実績と専門的な研鑽により、子ども・家庭・消費者に関する法的問題への理解と対応力に定評
長野市で離婚や親権問題にお悩みの方へ。中嶋慎治法律事務所では、DV・ストーカー被害や養育費、慰謝料などの家庭内の複雑な問題について、弁護士が一つ一つ丁寧に対応しています。人の「思い」に寄り添う姿勢で、気持ちの整理や今後の見通しをサポートしてくれる事務所です。法テラスの利用も可能ですので、費用面が不安な方も安心してご相談いただけます。
すそ花法律事務所
すそ花法律事務所は、長野市と上田市に事務所を構え、離婚・養育費・不貞慰謝料・親権など家庭内の法的トラブルに対応する法律事務所です。女性弁護士が在籍しており、セクハラやDVといったデリケートな問題も安心して相談できます。丁寧なヒアリングと納得のいく解決策の提案を重視しており、地域に根ざした信頼の法律サービスを提供しています。
すそ花法律事務所の概要
事務所名 |
すそ花法律事務所 |
所在地 |
長野事務所:〒380-0872 長野県長野市妻科962 有吉ビル3F 上田事務所:〒386-0023 長野県上田市中央西2丁目8番13号 柳沢ビル201 |
受付時間 |
長野事務所:平日 9:00~18:30 上田事務所:平日 9:00~17:30 |
所属弁護士 |
代表弁護士 有吉 美知子 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
長野事務所:長野駅から徒歩15分 上田事務所:上田駅から徒歩15分 |
- 離婚・親権・養育費・不貞慰謝料請求など、家庭内のトラブルに幅広く対応
- 女性弁護士が在籍し、夫婦問題・セクハラ・DV等、女性特有の相談にも配慮
- 丁寧なヒアリングを重視し、依頼者と納得いくまで話し合いながら最善の解決を目指す
- 長野市・上田市に事務所を構え、いずれも駐車場完備で車での来所も安心
長野市や上田市で離婚や家庭内トラブルにお悩みの方へ。すそ花法律事務所では、女性弁護士を含む経験豊かな弁護士が、親身にお話を伺い、納得できる解決に導くために力を尽くします。離婚や養育費、不貞慰謝料、DVといった複雑な問題も、法律の力で「次の一歩」へ進むサポートをいたします。
山際悟郎法律事務所
山際悟郎法律事務所は、長野市の「市役所前駅」から徒歩1分のアクセス良好な立地にあり、離婚に関する多様な問題(親権、財産分与、慰謝料など)に対応可能な法律事務所です。初回相談では60~120分を目安に丁寧なヒアリングを実施し、依頼者の状況に即した最善の解決策を提案します。
山際悟郎法律事務所の概要
事務所名 |
山際悟郎法律事務所 |
所在地 |
〒380-0813 長野市大字鶴賀緑町1393-3 富士火災長野ビル8階 |
受付時間 |
平日 9:00〜19:00 |
所属弁護士 |
代表弁護士 山際 悟郎 |
相談料 |
初回法律相談 11,000円(税込)/60分から120分程度 |
アクセス |
長野電鉄「市役所前駅」北口 徒歩1分/JR「長野駅」から徒歩10分 |
- 離婚に関する豊富な解決実績(財産分与・親権・面会交流・慰謝料・養育費など幅広く対応)
- 初回相談は時間を気にせず丁寧にヒアリング(60~120分程度)
- 市役所前駅から徒歩1分・長野駅から徒歩10分の好立地で通いやすい
長野市で離婚問題に直面されている方にとって、山際悟郎法律事務所は頼れる存在です。親権や養育費、財産分与などの複雑な問題にも、実績豊富な弁護士が丁寧に対応してくれます。初回相談は時間をかけてじっくりと話を聞いてもらえるため、不安を抱えている方にも安心です。
宮下法律事務所
宮下法律事務所は、長野市に拠点を構える伝統ある法律事務所です。離婚、財産分与、親権、養育費、不貞行為に関する損害賠償請求など、離婚・男女トラブルに幅広く対応。初回相談後に依頼した場合は相談料無料、土日祝・夜間の相談にも柔軟に応じています。
宮下法律事務所の概要
事務所名 |
宮下法律事務所 |
所在地 |
〒380-0863 長野県長野市長野栄町948 |
受付時間 |
平日 8:30〜19:00 |
所属弁護士 |
宮下 正典 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 11,000円(税込)/1時間 |
アクセス |
長野電鉄「善光寺下駅」徒歩11分 |
- 離婚・親権・養育費・慰謝料など、離婚に関する幅広い問題に対応
- 初回相談後に依頼をした場合、相談料は無料で安心
- 土日祝日・夜間も事前予約により対応可能で忙しい方にも便利
長野県で離婚問題に直面している方へ──宮下法律事務所は、明治時代から続く歴史ある法律事務所として、親権や養育費、慰謝料請求などの複雑な問題にも丁寧に対応します。事前予約により夜間や休日のご相談にも応じており、平日に時間が取れない方にも心強い存在です。
長野県で離婚問題の弁護士をお探しの方へ
長野県の法テラスでの離婚事件対応数は全国第21位
日本司法支援センター 法テラスが発表した統計資料によると、長野県内の法テラスで2015年に民事法律扶助が行われた件数は全体で1,111件でした。その内訳を見ると、離婚に関する事件数は306件となっており、この件数は47都道府県のなかで21番目に多い値になりますが、2014年は314件だったため前年より8件の減少となります。2015年は全国的に離婚に関する民事法律扶助の件数が増加傾向となっていますが、長野県では減少傾向を見せています。では、同様に離婚件数も減少しているのでしょうか。これから、長野県の離婚に関する実態を詳しく見て行きます。
長野県の法律相談の件数は減少傾向に
日弁連がまとめた「弁護士白書」を見ると、長野県における有料法律相談の件数は2014年には526件でしたが2015年は472件にまで減少しています。一方で、無料法律相談の件数については僅かではありますが6,753件から6,784件へと増加しています。しかし、有料、無料を合わせた長野県の法律相談の総件数を見ると、1年間で23件の減少という動きでした。また、法テラスが行う民事法律扶助の件数を調査すると、こちらも1,228件から1,111件へと減少していました。これらことから、長野県では法律相談の件数および法テラスによる民事法律扶助の件数がいずれも減少傾向となっていることがわかります。
長野県の人口は平成28年10月1日の時点で2,086,342人となっており、昭和50年代から長い間200万人以上の人口を維持しています。乾燥した気候を利用し、精密機械関連の企業が多く、日本酒、ワイン、味噌など食料品製造業も古くから盛んです。また、長野県の特徴としては就業率の高さが挙げられ、就業率61.3%、高齢者就業率29.9%はともに全国第1位です。女性の就業率も51.1%と高く全国第2位となっています。このような環境から、個人、法人いずれにおいても弁護士への需要が高いのですが、長野県内で活動する弁護士の人数は充分なのでしょうか。「弁護士白書」のデータから2015年の長野県民1万人当たりの弁護士数を見ると、その数は1.15人という非常に低い数となっており、全国ワースト14位です。残念ながら長野県では弁護士不足が深刻な状況のようです。
長野県の離婚問題の現状
長野県では協議離婚が大きく増え、離婚調停・離婚訴訟は減少
厚生労働省が発表した平成27年(2015年)の人口動態調査のデータを見ると、長野県の2015年の離婚件数は3,366件でした。2014年の離婚件数は3,279件だったため前年比は+87件になります。離婚件数の内訳を見ると、3,366件のうち夫婦の合意だけで離婚に至る協議離婚のケースは2,834件で、前年比は長野県の離婚件数の増加数と同数の+87件となっています。一方、調停離婚や和解離婚、判決離婚などは±0件という状況です。このように長野県では夫婦間だけで解決する協議離婚が目立って増えているようです。
離婚率(人口1000人あたりの離婚件数)の推移に目を向けると、長野県の離婚率の推移は以下のようになっています。
年 |
離婚率 |
平成27年(2015年) |
1.62 |
平成26年(2014年) |
1.57 |
平成25年(2013年) |
1.63 |
平成22年(2010年) |
1.71 |
平成17年(2005年) |
1.83 |
平成12年(2000年) |
1.71 |
平成7年(1995年) |
1.19 |
平成2年(1990年) |
0.94 |
昭和60年(1985年) |
0.95 |
昭和55年(1980年) |
0.82 |
長野県の離婚率の推移を見ると、2005年の離婚率1.83をピークとし、それ以降は減少傾向となっています。他県の傾向と同じように2015年にはわずかながら増加していますが、この年の離婚率1.62は全国平均の1.81を大きく下回っています。また、1980年からの動きを見ても、長野県の離婚率は低い水準で推移しています。
慰謝料・養育費…離婚はお金の問題でもある
離婚は、単に戸籍の記載を分けるための問題だけではなく、2人の男女が婚姻を経て1つにした生計を2つに分ける、お金の問題でもあります。共有財産をどのように分けるか、は基本として、子どもがいる場合は養育費の問題が発生します。
養育費については、養育費算定表が裁判所のホームページに公開されており、子の人数/年齢、夫・妻 双方の年収によって、養育費の目安を算定することができます。
この表をもとにすると、たとえば14歳以下の子がひとり、夫の年収が500万円、妻が専業主婦で収入ゼロの場合、月に4万円から6万円あたりが相場です。この算定表は、東京・大阪の裁判官による共同研究で作成されたものです。
また、不貞など、夫・妻どちらかに明らかな離婚の原因がある場合は、慰謝料の問題も出てきます。慰謝料の額面については、離婚原因の重大さや、年収レベルによっても大きく異なりますが、上記のような一般的な会社員であれば100万円~300万円が相場と言われています。実際の算定には、東京都の年収相場や、お住いの地域であった支払い事例も、ある程度影響するかもしれません。
夫にも妻にも、それぞれ離婚後の生活がある以上、離婚に至る感情的な問題の大半は、最終的にこうしたお金の問題へと収束されます。当然ながら、当人同士での協議は不調に終わることも少なくなく、離婚問題・調停への対応に優れた弁護士を味方にできるかどうかが、正当な養育費・慰謝料の獲得のカギとなります。
司法統計に見る、男女の離婚動機の違い
最高裁判所が発表している司法統計年報「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」によると、男女別の離婚原因は下記の通り。
男性 |
女性 |
性格が合わない |
61.3% |
性格が合わない |
40.5% |
その他 |
21.2% |
生活費を渡さない |
28.3% |
精神的に虐待する |
18.7% |
精神的に虐待する |
25.6% |
家族親族と折り合いが悪い |
14.9% |
暴力を振るう |
22.7% |
異性関係 |
14.8% |
異性関係 |
18.0% |
性的不調和 |
13.1% |
その他 |
12.4% |
浪費する |
12.4% |
浪費する |
11.3% |
同居に応じない |
9.9% |
家庭を捨てて省みない |
9.0% |
暴力を振るう |
8.5% |
家族親族と折り合いが悪い |
7.6% |
家庭を捨てて省みない |
6.3% |
性的不調和 |
7.6% |
病気 |
5.1% |
酒を飲みすぎる |
6.4% |
生活費を渡さない |
4.4% |
不詳 |
4.8% |
不詳 |
3.1% |
病気 |
2.8% |
酒を飲みすぎる |
2.4% |
同居に応じない |
2.4% |
※「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」の2015年データ
※動機は1件につき3点まで重複計上 / 申し立て総数に対する比率
生計・生活に直結する「生活費を渡さない」はもちろん、「精神的に虐待する」「暴力を振るう」の2点についても、合計すると48.3% と、「性格が合わない」の40.5%を超えてトップにあたります。
性格や精神面、関係性の部分の問題と解釈する男性に対して、女性の場合、いわゆるドメスティック・バイオレンスといわれるような、生存上の脅威となるような理由が上位に来ていることが特徴的で、離婚した女性のさらされた厳しい状況が垣間見えます。
長野県の離婚問題に対する取り組み
長野県のドメスティック・バイオレンスに対する取り組み
このような夫婦・家族・カップル間での暴力の防止と被害者の保護を目的に、2001年10月、超党派の女性議員による議員立法によって「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法)」いわゆるDV防止法が制定されました。
全国の自治体では、この法律に基づく基本計画を策定し、女性を中心としたドメスティック・バイオレンスに悩む方々を支援するための取り組みを推進しています。
長野県では、「第3次長野県配偶者からの暴力の防止及び被害者のための支援基本計画」に基づき、配偶者(元配偶者)や恋人からの暴力に悩むひとを支援するため様々な施策を推進しています。計画の理念を次の3項目としています。DVを防止し被害者の保護と自立を支援することは、地方公共団体の責務であること。DV被害者はいずれの地域においても年齢・性別・障害の有無・国籍を問わず、同じ水準の支援を受ける権利があること。DV被害者への総合的支援施策を進める上で、県および市町村並びに関係機関及び民間団体等が共通の理念をもって相互に連携し、協働することが不可欠であること。また、相談体制の充実を目指し、相談時の適切な対応と様々な要望に応えられる体制づくりに力を入れて取り組んでいます。さらに、長野県内の関係機関では外国人や男性相談者への対応の充実にも尽力しています。
DVには、殴る蹴るなどの身体的な暴力のほか、言葉などによる精神的な暴力、性的行為を強要する、生活費を渡さないなどの行為も含まれます。配偶者(元配偶者)からの暴力(DV)で悩んでいる方は、以下の表にある相談窓口にまずは電話で相談をしてください。各窓口では、相談者の立場に立って必要に応じ関係機関と連携をとりながら被害者の安全確保にも力を尽くしています。被害者は女性だけではありません。男性も被害を受けている場合は勇気を出して第3者に相談しましょう。
相談窓口 |
連絡先 |
女性相談センター |
026-235-5710 |
男女共同参画センター”あいとぴあ” |
0266-22-8822 |
長野県性暴力被害者支援センター“りんどうハートながの” |
026-235-7123 |
女性の人権ホットライン(長野地方法務局) |
0570-070-810 |
県警 地域安全推進係(県警生活安全企画課) |
#9110又は026-233-9110 |
安曇野市配偶者暴力相談支援センター |
0263-71-2227 |
DV被害者は、周囲の目を気にして警察に相談できない、親族のことを考えて相談することを躊躇するなど、つい我慢してしまうことが多いのではないでしょうか。DVは人権侵害であると同時に犯罪となることを忘れてはいけません。また、重大な危険が迫っていると感じられる場合には、迷うことなく警察(事件発生時)110番に通報しましょう。通報が遅れたために被害がより深刻なものになるケースも少なくありません。DVから逃れてご自身の安全を確保することを求める場合、各警察署内の生活安全課が対応してくれます。警察では、被害の状況に応じて被害届の受理から任意の取り調べ、逮捕などを行います。警察の権限において継続的に電話や面接で現状の把握と指導を行うこともできます。安心して暮らせる毎日を取り戻すためにも、勇気を出して相談してください。
長野県の離婚問題を解決するには
長野県弁護士会は県内8か所に法律相談センターを設置しています
長野県弁護士会では、以下の表のように県内8か所に法律相談センターを開設しています。相談は予約制です。相談料は1時間 10,800 円(税込)以内となっています。また、長野県弁護士会では長野県弁護士会館に於いて女性弁護士による女性の方を対象とした法律相談、「女性のための法律相談」を開設しています。開催日時は毎月第4水曜日の午前10時〜午後0時です。相談料は30分 5,400 円です。もし、離婚を考えた時、まずは身近な法律相談センターで法律に関わる不安などを聞いてみるといいでしょう。長野県弁護士会では、県民が気軽に法律相談できる環境づくりに尽力しています。2016年3月31日の時点で長野県弁護士会に所属する弁護士の人数は以下の表のとおりです。
長野法律相談センター |
上田法律相談センター |
佐久法律相談センター |
松本法律相談センター |
大町法律相談センター |
諏訪法律相談センター |
伊那法律相談センター |
飯田法律相談センター |
会員数(2016年3月31日現在)
弁護士 |
241人 |
弁護士法人会員 |
169法人 |
外国特別会員 |
0人 |
長野県で離婚問題に悩む皆様へ
我が国の離婚事情を調べると、既婚者の3分の1は離婚しているという実態があります。離婚したいと考えたとき、あなたは誰に相談しますか。親友ですか、両親ですか。
離婚までの過程において法律的な問題を避けて通ることはできません。あなたがもっとも不安に思うことは離婚後の生活費など経済的なことでしょうか。それとも子供の親権のことですか。離婚理由は、性格の不一致、金銭問題、相手の浮気、家庭内暴力、教育方針の違いなどひとそれぞれです。離婚後の生活に不安がなければ、我慢しながら結婚生活を続けることなく、新しい人生を再スタートすることができるはずです。離婚を決断したときは、一人でその問題を抱え込まず法律の専門家などに相談することが大切です。悩みを抱えながら夫婦生活を続けるのか、幸せな未来のために一歩前進して離婚を選ぶかは、それぞれの考え方ですが、もしあなたが離婚を決意したなら、離婚問題を解決していくために信頼できる弁護士を見つけることをお薦めします。
離婚に関する相談窓口には、長野県弁護士会の法律相談センターのほか、長野県女性相談センターなど様々な公的機関があります。離婚を考えたとき、離婚後の新たな生活があなたにとってより良いものとなるよう、まずは信頼できる各機関の専門家に相談してみましょう。特に、DV被害に悩む方はできるだけ早いうちに専門の相談窓口に連絡してください。ご自身やお子様の明るい未来のために、問題解決を先延ばしにせず、専門家のサポートを受けて新しい生活をスタートさせませんか。いずれにしても離婚後の生活のためにもあなたが納得できる方法を選んで一歩前に進みましょう。