岩手県の離婚問題について
岩手県の離婚に対応している弁護士事務所
このページでは、岩手県での離婚問題・調停に対応する弁護士事務所を掲載しています。離婚問題・調停への実際の対応については、各弁護士事務所へご確認ください。
盛岡中央法律事務所
盛岡中央法律事務所は、岩手県盛岡市の中心部に拠点を構える法律事務所で、離婚や男女問題など家庭内の法律トラブルに強みを持ちます。依頼者の話にじっくり耳を傾け、適切な解決策を一緒に模索する姿勢が特徴です。アクセスの良さと相談しやすい雰囲気から、地元の方々に長年親しまれています。
盛岡中央法律事務所の概要
事務所名 |
盛岡中央法律事務所 |
所在地 |
〒020-0021 岩手県盛岡市中央通1丁目11-17 2階 |
受付時間 |
平日 9:00〜17:30 ※夜間・土日祝日応相談 |
所属弁護士 |
吉田 瑞彦 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 ※離婚の相談は初回30分無料 |
アクセス |
上盛岡駅出口から徒歩約11分 |
- 岩手県盛岡市の中心部に位置し、アクセスしやすい立地:
大通や県庁・市役所にも近く、相談に訪れやすい環境が整っています。
- 離婚・男女問題に注力した経験豊富な弁護士が在籍:
慰謝料請求、財産分与、親権、養育費といった複雑な問題にも対応しています。
- 「相談しやすい法律事務所」を目指す姿勢:
依頼者に寄り添うスタンスで、話しやすく、初めての法律相談でも安心感があります。
岩手県盛岡市で離婚問題に直面されている方には、盛岡中央法律事務所のサポートが心強い味方となるでしょう。親権や財産分与といった感情的な負担も伴う複雑な問題に対して、経験豊富な弁護士が丁寧に対応してくれます。市の中心部という立地も通いやすく、初めての方でも気軽に相談できる雰囲気が整っています。
セントラル法律事務所
セントラル法律事務所は岩手県盛岡市に拠点を構え、離婚問題や不貞行為による慰謝料請求など、男女間の法律トラブルに豊富な実績を有する法律事務所です。相談しやすい環境づくりに力を入れており、初回相談でも丁寧に話を聞き、相談者の立場に立った対応を行っています。
セントラル法律事務所の概要
事務所名 |
セントラル法律事務所 |
所在地 |
〒020-0021 岩手県盛岡市中央通1-11-17 第二大通ビル5階 |
受付時間 |
平日 9:00〜17:00 |
所属弁護士 |
桝田 裕之 |
相談料 |
原則 5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
JR盛岡駅 東口 徒歩15分/盛岡バスセンター行「中央通2丁目」バス停下車 徒歩1分 |
- 盛岡駅から徒歩圏内の好アクセス:
岩手県盛岡市大通に位置し、公共交通機関からの利便性が高く、相談に訪れやすい立地です。
- 離婚・不倫問題に関する実績が豊富:
離婚や不貞行為に関する損害賠償請求など、男女間の法律問題に多く対応してきた経験があります。
- 「相談しやすい環境づくり」を重視:
初回相談時にはしっかりと時間を取り、相談者の話に耳を傾けた上で最適な解決策を提示してくれます。
離婚を真剣に考えている方や、配偶者の不貞により精神的に苦しんでいる方にとって、セントラル法律事務所は安心して相談できる存在です。盛岡市中心部に位置し、アクセスの良さに加え、実績豊富な弁護士が在籍しており、感情的な葛藤にも寄り添いながら、法的に適切な対応を一緒に考えてくれます。
盛岡ひかり法律事務所
盛岡ひかり法律事務所は、岩手県盛岡市にある地域密着型の法律事務所です。離婚や不倫慰謝料といった男女問題に注力しており、依頼者の気持ちに寄り添った解決を目指します。初回相談は無料のため、安心して専門的なアドバイスを受けることができます。
盛岡ひかり法律事務所の概要
事務所名 |
盛岡ひかり法律事務所 |
所在地 |
〒020-0021 岩手県盛岡市中央通3-3-1 ジブラルタル中央ビル4階3号 |
受付時間 |
不明 |
所属弁護士 |
作山 直輝 |
相談料 |
初回法律相談は無料 |
アクセス |
バス停「中央通2丁目」徒歩2分 |
- 岩手県盛岡市中心部にある通いやすい立地:
盛岡駅から徒歩圏内に位置し、アクセスしやすいため、岩手県内全域からの相談にも対応しやすいです。
- 離婚・男女問題に注力した弁護士が在籍:
公式サイトでは、離婚・不倫慰謝料などの民事案件の経験に言及されており、実績ある弁護士による対応が期待できます。
- 初回相談無料制度を導入:
離婚に関する初回法律相談は無料で受け付けており、費用面に不安のある方でも気軽に相談できます。
離婚や不倫の慰謝料、養育費、親権といった複雑な問題で悩まれている方にとって、盛岡ひかり法律事務所は心強い存在となるでしょう。盛岡駅近くという立地の良さもあり、仕事帰りやお休みの日にも相談しやすい環境です。まずは無料相談を活用して、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
川上・吉江法律事務所
川上・吉江法律事務所は、岩手県盛岡市に拠点を構え、離婚や親権、養育費、慰謝料請求といった家事事件に豊富な経験を持つ法律事務所です。地域密着の姿勢を大切にしながら、依頼者一人ひとりの事情に寄り添った対応を心がけています。法テラスの無料相談にも対応しており、初めての法律相談にも適しています。
川上・吉江法律事務所の概要
事務所名 |
川上・吉江法律事務所 |
所在地 |
〒020-0015 岩手県盛岡市本町通1-10-7 マルモビル2階 |
受付時間 |
平日 9:00〜17:15/土曜 予約により随時 |
所属弁護士 |
川上 博基/吉江 暢洋/平本 丈之亮 |
相談料 |
1回につき5,500円(税込) |
アクセス |
盛岡本町通一丁目バス停で下車後、徒歩1分 |
- 離婚・親権・慰謝料などの家事事件に幅広く対応:個々の状況に応じた的確な法的サポートが可能です。
- 岩手県盛岡市に根差した法律事務所:地元の実情に詳しい弁護士が親身に対応してくれます。
- 法テラス利用で無料相談も可能:資力要件を満たせば、法テラスの制度により初回から3回まで無料相談が受けられます。
盛岡市で離婚問題に悩んでいる方にとって、川上・吉江法律事務所は信頼できる相談先となるでしょう。慰謝料請求や親権、養育費など、複雑な感情と法律が絡む問題についても、経験豊富な弁護士が丁寧に対応してくれます。法テラスを通じた無料相談も利用可能なので、まずは気軽に問い合わせてみてください。
弁護士法人岩手銀河法律事務所 水沢事務所
弁護士法人岩手銀河法律事務所 水沢事務所は、岩手県奥州市に位置する法律事務所で、地域に密着した丁寧な対応に定評があります。離婚や男女問題に関する法律相談に力を入れており、親権・養育費・慰謝料など複雑な問題にも親身に対応。相談料は経済状況に応じて法テラスの制度を利用できる場合もあり、費用面で不安な方にも安心の体制が整っています。
弁護士法人岩手銀河法律事務所 水沢事務所の概要
事務所名 |
弁護士法人岩手銀河法律事務所 水沢事務所 |
所在地 |
〒023-0003 岩手県奥州市水沢佐倉河字東広町42 |
受付時間 |
平日 9:00〜17:00 |
所属弁護士 |
加藤 文郎 |
相談料 |
3,300~5,500円(税込) |
アクセス |
水沢駅から車で約5分(徒歩15分程度) |
- 地域密着の信頼と実績:
岩手県奥州市を中心に、地域に根ざした法律相談を長年にわたり提供しており、安心して相談できます。
- 離婚・男女問題を含む多様な家庭問題に対応:
養育費・親権・慰謝料請求など複雑な離婚問題にも柔軟に対応可能です。
- 法テラス利用で相談料の軽減も:
経済的に不安のある方でも、日本司法支援センター(法テラス)を通じた無料相談制度の利用が可能です。
離婚を考えているけれど、何から始めたらいいかわからない。そんな不安を抱える方に、弁護士法人岩手銀河法律事務所 水沢事務所は、頼れる存在となるでしょう。親身な対応と的確なアドバイスで、慰謝料や親権、養育費の問題に丁寧に向き合い、あなたの権利と将来を守るためのサポートをしてくれます。法テラスの利用も可能なので、費用面で心配のある方も安心です。
岩手県で離婚問題の弁護士をお探しの方へ
岩手県の法テラスでの離婚事件対応数は全国第25位
日本司法支援センター 法テラスが発表した統計資料によると、岩手県内の法テラスで2015年に民事法律扶助が行われた件数は全体で1,095件でした。内訳を見ると離婚に関する数は266件となっており、この件数は47都道府県のなかで25番目という平均的な順位になります。前年と比較すると、2014年は267件だったためほとんど変化がありませんでした。2015年は全国的に離婚に関する民事法律扶助の件数が増加傾向となっていますが、岩手県では1件の減少という状況です。では、離婚件数自体はどういった動きを見せているのでしょうか。これから、岩手県の離婚に関する実態を詳しく見て行きます。
岩手県の法律相談および民事法律扶助の件数はともに減少傾向
日弁連がまとめた「弁護士白書」を見ると、岩手県における有料法律相談の件数は2014年にはわずか64件でしたが2015年はさらに少ない60件となっています。また、無料法律相談の件数について見ると、3,195件から3,069件へと減少していました。有料、無料を合わせた岩手県の法律相談の総件数を見ると、1年で130件減少という推移となっています。また、法テラスが行う民事法律扶助の件数を調査すると、こちらも1,144件から1,095件へと減少していました。これらのことから、岩手県では法律相談の件数および法テラスによる民事法律扶助の件数がいずれも減少傾向となっていることがわかります。
岩手県の人口は平成28年10月1日の時点で1,268,303人となっています。人口は減少傾向にあり、地域の高齢化が深刻な問題として県民を悩ませています。岩手県の主な産業は長きにわたり農業・水産業でしたが、近年は東北新幹線や東北縦貫自動車道などの整備に伴い、トヨタ自動車系の生産工場、東芝のフラッシュメモリ工場などが誘致され、製造業が盛んになってきました。そのほか、岩手県の特徴としては、貯蓄率が極めて高いことがあげられ、県民の貯蓄率は39%となっており、東北地方の平均25%、全国平均16.5%を大きく上回っています。企業誘致に力を入れている岩手県ですが、県内で活動する弁護士の人数を「弁護士白書」のデータで調べると、2015年の岩手県民1万人当たりの弁護士数は0.78人という非常に低い数となっており、全国ワースト2位でした。この数字を見れば、岩手県では弁護士不足が深刻な状況であることがわかります。
岩手県の離婚問題の現状
岩手県では協議離婚が大幅に増え、離婚調停・離婚訴訟は微増
厚生労働省が発表した平成27年(2015年)の人口動態調査のデータを見ると、岩手県の2015年の離婚件数は1,956件でした。2014年の離婚件数は1,855件だったため前年比は101件の増加になります。離婚件数の内訳を見ると、1,956件のうち夫婦の合意だけで離婚に至る協議離婚は1,633件となっており、前年比は84件の増加となっています。一方、調停離婚や和解離婚、判決離婚など第3者が関わった離婚に関しては合わせて17件の増加という状況です。これらの数字を見ると、岩手県では夫婦間だけで解決する協議離婚が特に目立って増えていることがわかります。
離婚率(人口1000人あたりの離婚件数)の推移に目を向けると、岩手県の離婚率の推移は以下のとおりです。
年 |
離婚率 |
平成27年(2015年) |
1.53 |
平成26年(2014年) |
1.45 |
平成25年(2013年) |
1.55 |
平成22年(2010年) |
1.76 |
平成17年(2005年) |
1.82 |
平成12年(2000年) |
1.62 |
平成7年(1995年) |
1.12 |
平成2年(1990年) |
0.94 |
昭和60年(1985年) |
1.05 |
昭和55年(1980年) |
0.91 |
このように、岩手県の離婚率の推移を見ると、2005年の離婚率1.82をピークに、それ以降は減少傾向となっていました。しかし、2015年には離婚件数が前年より増えたため、離婚率もわずかながら増加しています。ただし、この年の離婚率1.53は全国平均の1.81を大きく下回っており、全国的に見て4番目に低い値となっています。また、過去35年の離婚率を見ても、岩手県は離婚率が低い県と言えるでしょう。
慰謝料・養育費…離婚はお金の問題でもある
離婚は、単に戸籍の記載を分けるための問題だけではなく、2人の男女が婚姻を経て1つにした生計を2つに分ける、お金の問題でもあります。共有財産をどのように分けるか、は基本として、子どもがいる場合は養育費の問題が発生します。
養育費については、養育費算定表が裁判所のホームページに公開されており、子の人数/年齢、夫・妻 双方の年収によって、養育費の目安を算定することができます。
この表をもとにすると、たとえば14歳以下の子がひとり、夫の年収が500万円、妻が専業主婦で収入ゼロの場合、月に4万円から6万円あたりが相場です。この算定表は、東京・大阪の裁判官による共同研究で作成されたものです。
また、不貞など、夫・妻どちらかに明らかな離婚の原因がある場合は、慰謝料の問題も出てきます。慰謝料の額面については、離婚原因の重大さや、年収レベルによっても大きく異なりますが、上記のような一般的な会社員であれば100万円~300万円が相場と言われています。実際の算定には、東京都の年収相場や、お住いの地域であった支払い事例も、ある程度影響するかもしれません。
夫にも妻にも、それぞれ離婚後の生活がある以上、離婚に至る感情的な問題の大半は、最終的にこうしたお金の問題へと収束されます。当然ながら、当人同士での協議は不調に終わることも少なくなく、離婚問題・調停への対応に優れた弁護士を味方にできるかどうかが、正当な養育費・慰謝料の獲得のカギとなります。
司法統計に見る、男女の離婚動機の違い
最高裁判所が発表している司法統計年報「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」によると、男女別の離婚原因は下記の通り。
男性 |
女性 |
性格が合わない |
61.3% |
性格が合わない |
40.5% |
その他 |
21.2% |
生活費を渡さない |
28.3% |
精神的に虐待する |
18.7% |
精神的に虐待する |
25.6% |
家族親族と折り合いが悪い |
14.9% |
暴力を振るう |
22.7% |
異性関係 |
14.8% |
異性関係 |
18.0% |
性的不調和 |
13.1% |
その他 |
12.4% |
浪費する |
12.4% |
浪費する |
11.3% |
同居に応じない |
9.9% |
家庭を捨てて省みない |
9.0% |
暴力を振るう |
8.5% |
家族親族と折り合いが悪い |
7.6% |
家庭を捨てて省みない |
6.3% |
性的不調和 |
7.6% |
病気 |
5.1% |
酒を飲みすぎる |
6.4% |
生活費を渡さない |
4.4% |
不詳 |
4.8% |
不詳 |
3.1% |
病気 |
2.8% |
酒を飲みすぎる |
2.4% |
同居に応じない |
2.4% |
※「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」の2015年データ
※動機は1件につき3点まで重複計上 / 申し立て総数に対する比率
生計・生活に直結する「生活費を渡さない」はもちろん、「精神的に虐待する」「暴力を振るう」の2点についても、合計すると48.3% と、「性格が合わない」の40.5%を超えてトップにあたります。
性格や精神面、関係性の部分の問題と解釈する男性に対して、女性の場合、いわゆるドメスティック・バイオレンスといわれるような、生存上の脅威となるような理由が上位に来ていることが特徴的で、離婚した女性のさらされた厳しい状況が垣間見えます。
岩手県の離婚問題に対する取り組み
岩手県のドメスティック・バイオレンスに対する取り組み
このような夫婦・家族・カップル間での暴力の防止と被害者の保護を目的に、2001年10月、超党派の女性議員による議員立法によって「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法)」いわゆるDV防止法が制定されました。
全国の自治体では、この法律に基づく基本計画を策定し、女性を中心としたドメスティック・バイオレンスに悩む方々を支援するための取り組みを推進しています。
岩手県では、配偶者(元配偶者)や恋人からの暴力に悩むひとを支援するため配偶者暴力相談支援センターを設置しています。センターでは、配偶者からの暴力、離婚後に元配偶者から引き続き受ける暴力等の防止及び被害者の保護のため、以下の支援業務を行っています(岩手県公式ホームページ参照)。DVには、殴る蹴るなどの身体的な暴力のほか、言葉などによる精神的な暴力、性的行為を強要する、生活費を渡さないなどの行為も含まれます。
- 相談または相談機関の紹介
- カウンセリング
- 被害者及び被害者の同伴者(子ども等)の一時保護
- 自立促進のための各種制度(住宅、医療保険等)の情報提供、助言、連絡調整その他の援助
- 保護命令制度の利用についての情報提供、助言、関係機関への連絡その他の援助
- 被害者を居住させ保護する施設の利用についての情報提供、助言、関係機関との連絡調整等
配偶者暴力相談支援センターを利用したい方は、センターに直接来所するか、お電話でご相談ください。電話番号は019-629-9610です。緊急の場合は24時間対応しているので、遠慮なく連絡してください。そのほか、岩手県では県内各所に以下のような相談支援センターを開設しています(一部抜粋)。配偶者(元配偶者)からの暴力(DV)で悩んでいる方は、できるだけ早期に電話で相談してください。各窓口では、相談者の立場に立って必要に応じ関係機関と連携をとりながら被害者が安心して生活できる環境づくりに尽力しています。
相談窓口 |
連絡先 |
岩手県福祉総合相談センター |
019-629-9610(平日)・019-652-4152(夜間および土日祝) |
岩手県男女共同参画センター |
019-606-1762 |
もりおか女性センター |
019-604-3304 |
盛岡広域振興局保健福祉環境部 |
019-629-6568 |
県南広域振興局本局保健福祉環境部(奥州) |
0197-22-2831 |
県南広域振興局一関保健福祉環境センター |
0191-26-1415 |
沿岸広域振興局本局保健福祉環境部(釜石) |
0193-25-2702 |
県北振興局本局保健福祉環境部(久慈) |
0194-53-4982 |
また、岩手県警察本部では、配偶者暴力防止法に基づき、生活安全企画課子ども・女性安全対策係及び各警察署においてDV被害者からの相談を受け付けています。配偶者暴力防止法では、配偶者から暴力を受ける続けることによって、その生命又は身体に重大な危害を受ける虞が大きいときには、被害者の保護を図るため、被害者からの申し立てにより、裁判所が加害者に対して以下のような処置を行っています。
- 被害者への接近禁止
- 被害者への電話等の禁止
- 被害者の子への接近禁止
- 被害者の親族等への接近禁止
- 被害者と共に生活の本拠としている住居からの退去
もし、ご自身の身に重大な危険が迫っていると感じられる場合には、迷うことなく警察(事件発生時)110番に通報しましょう。通報が遅れたために被害がより深刻なものになることも少なくありません。あなたやお子さんが安心して暮らせる毎日を取り戻すためにも、勇気を出して相談してください。秘密は厳守されます。
岩手県の離婚問題を解決するには
岩手弁護士会は法律相談に力を入れています
岩手弁護士会では、以下の表のように県内各所で法律相談を実施しています。盛岡法律相談センター、北上・花巻法律相談センターなど弁護士会が直接運営している法律相談センターのほか、県・市町村・公共機関での相談も可能となっています。開催日時などの詳しい情報は各窓口にお問合わせください。各市町村の法律相談はその地区に居住している方が対象となっています。2016年3月31日の時点で岩手弁護士会に所属する弁護士の人数は以下の表のとおりです。
相談窓口 |
回数・時間 |
問い合わせ先 |
久慈市無料法律相談 |
月2回10:30~15:30 |
0194-52-2111 |
二戸市無料法律相談 |
月2回10:00~15:00 |
0195-23-3111 |
宮古市無料法律相談 |
月5回10:00~15:00 |
0193-62-2111 |
釜石市無料法律相談 |
月2回11:00~16:00 |
0193-22-2111 |
遠野市無料法律相談 |
月2回10:00~15:00 |
0198-62-4411 |
一関市無料法律相談 |
月4回10:00~15:00 |
0191-21-2111 |
北上市無料法律相談 |
月2回10:00~15:00 |
0197-64-2111 |
会員数(2015年3月31日現在)
弁護士 |
100人 |
弁護士法人会員 |
70法人 |
外国特別会員 |
1人 |
岩手県で離婚問題に悩む皆様へ
現在、日本では既婚者の3分の1は離婚しています。離婚理由は、性格の不一致、金銭問題、相手の浮気、家庭内暴力、教育方針の違いなどひとそれぞれでしょう。離婚したいと考えたとき、最初に不安を感じることは離婚後の生活費についてでしょうか、子供の親権、養育費のことでしょうか。離婚を決意しても相手が合意しなければ、離婚調停などで思いのほか時間がかかってしまいます。また、離婚までの過程において法律的な問題が必ずと言っていいほど発生します。離婚後の生活に不安がなければ、我慢しながら結婚生活を続けることなく、あなたらしい新生活を手にすることができるはずです。離婚を決断したときは、一人で悩まず法律の専門家などに相談することをお薦めします。もしあなたが離婚を決意したなら離婚問題を解決していくために、岩手県の事情をよく理解し、信頼できる弁護士のサポートが大きな役割を担うでしょう。
離婚に関する相談窓口には、岩手弁護士会の法律相談センターのほか、県の福祉事務所など様々な場所がありますが、離婚後の新たな生活があなたにとってより良いものとなるよう、まずは信頼できる法律の専門家に相談してみましょう。特に、DV被害に悩む方はできるだけ早いうちに専門の相談窓口に連絡し、安心して生活できる環境を整えて下さい。ご自身が納得できる条件で離婚するため、離婚後の新生活のためにも一歩前に進みましょう。離婚は自分らしく生きるための大きな決断ですが、けっして不幸なことではありません。