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浮気調査、自分でやった調査方法は?浮気が怪しい夫の妻200人に聞く気付いた理由と対応に関するアンケート

浮気調査、自分でやった調査方法は?浮気が怪しい夫の妻200人に聞く気付いた理由と対応に関するアンケート

浮気調査、自分でやると半数以上はクロ?浮気がアヤしい夫の妻200人に聞いた気づいた理由や対処方法

夫の帰りが急に遅くなった。連絡がつかなくなった——ひょっとしたら、夫の浮気のサインかもしれません。
自分の夫に浮気が疑われる場合、妻はどんな調査や対応をしているのでしょうか。

離婚故弁護士相談ガイドでは、いまの夫の浮気を疑ったことのある婚姻中の女性200人を対象にアンケート調査を実施しました。
今回の記事では、このアンケートの集計結果をご紹介いたします。

夫の浮気を疑った経験に関するアンケート

  • 実施:離婚弁護士相談ガイド 編集部
  • 回答方法:Webアンケート調査
  • 調査日時:2024年02月05日~06日
  • 調査対象・回答者数:
    [予備調査]全国の20歳以上~59歳以下の婚姻中の女性 計1,907人
    [本調査]いまの夫の浮気を疑ったことのある婚姻中の女性 20歳以上~59歳以下 各世代50人 計200人

婚姻中女性の1/4弱に、夫の浮気を疑った経験アリ

今回の調査を実施するにあたり、予備調査として、現在婚姻中の女性1907人に、夫の浮気を疑った経験についてアンケートを行いました。
この予備調査の内容をもとに、まずは婚姻中女性の「夫の浮気への気付き方」の傾向を見ていきます。

Q:いまの夫の浮気を疑ったことはありますか?

Q:いまの夫の浮気を疑ったことはありますか?

現在婚姻中の女性1907人のうち、夫の浮気を疑ったことのある人は464人。
これは回答した婚姻中女性全体の24.33%にあたり、婚姻中女性の1/4 弱が、夫の浮気を疑う経験をしていることになります。

夫の浮気を疑う気持ちに年齢・年代の差なし

この「夫の浮気を疑ったことのある妻」464人を、世代別に分けて見ていくと、下記のような分布となりました。

「夫の浮気を疑った妻」の年代別割合

50代のみやや低めではあるものの、他世代はすべて25%台で、4つの世代でほぼ1/4ずつを分け合い、「夫の浮気を疑う気持ち」には年齢や世代による大小はあまりないことがわかった。

年齢・世代問わず、結婚している女性の約4分の1は、夫の浮気を疑う傾向にあるようです。

夫の浮気への疑念は、結婚15年目以降に低下する

以下の表は、「夫の浮気を疑ったことがある方」を婚姻期間の長さ別で整理したものです。

婚姻期間 夫の浮気を疑ったことのある人の割合(婚姻期間別) 年数 1年あたり平均割合
1年未満 4.5% 1年 4.5%
1年~3年未満 7% 2年 3.5%
3年~5年未満 13.5% 2年 6.75%
5~7年未満 7.5% 2年 3.75%
7~10年未満 12.5% 3年 4.17%
10~15年未満 18% 5年 3.6%
15~20年未満 9.5% 5年 1.9%
20~25年未満 12% 5年 2.4%
25~30年未満 9% 5年 1.8%
30年以上 6.5%

1年あたりの平均割合をグラフにまとめると以下のようになりました。

「夫の浮気を疑った妻」婚姻年数別の割合(1年あたり平均による比較)

夫の浮気を疑ったことのある人の割合は、結婚初年度からある程度増減の波を描きながら、結婚15年目を境に顕著に低減している様子が見て取れます。

結婚生活を続ける中での夫婦の距離感やライフステージ、夫婦関係の変化が「夫を疑う気持ち」の増減にも影響しているのかもしれません。

夫の浮気に気づいたきっかけ、最多は「携帯電話やSNSの利用」

夫の浮気を疑った、あるいは気付いた方に、夫の浮気を意識するようになったきっかけを質問しました。

回答は自由記述式で、集まった回答を内容別にカテゴリ分けし、取りまとめたものが以下のグラフです。

Q:いまの夫の浮気を疑った、あるいは気付いたきっかけは何でしたか?

いまの夫の浮気を疑った / 気付いたきっかけ

LINEやメッセージのやりとり・出会い系アプリにスマホの変換から察するケースも

夫の浮気に気づいたきっかけとして最多は「携帯電話やSNSの利用」の35.84%。

LINEやメッセージ、SNSなど携帯電話でのやりとりが相手の浮気を疑うきっかけになったケースが多々ありました。

「携帯電話やSNSの使用」に関する回答(一部)
  • LINEをみた(兵庫県・女性 28歳)
  • やたら携帯をみる(佐賀県・女性 28歳)
  • LINEで家に誘っていたから(鳥取県・女性 29歳)
  • 変換入力がきもかったから。(愛知県・女性 27歳)
  • Tinderをダウンロードしていた(福井県・女性 53歳)

帰宅遅れや飲み会の増加は浮気を疑う要因に

2位は連絡がつかなくなる、帰りが遅くなるなど、夫の行動の変化に疑いを深めるケース。(22.60%)

「行動の変化」に関する回答(一部)
  • 夜遅い時間まで帰ってこないとき、返信がなかなかない時(愛知県・女性 26歳)
  • 飲みの機会が多くなった(北海道・女性 52歳)
  • ペア用のストラップをつけていた(愛知県・女性 44歳)
  • バイアグラを購入していた(埼玉県・女性 49歳)
  • 夜の誘いが減ったから(千葉県・女性 44歳)

意外にも多く目立った「第六感や勘」

また、「なんとなく」「勘」を示唆する回答も3番目(14.55%)と、多く見られました。

「第六感や勘」に関する回答(一部)
  • 何か怪しさを感じたから(兵庫県・女性 36歳)
  • なんとなく(東京都・女性 40歳)
  • なんとなくウキウキしていた(群馬県・女性 48歳)
  • なんとなくいつもと違う(広島県・女性 56歳)
  • 女の勘(神奈川県・女性 25歳)

回答者としては「勘」「なんとなく」との答えですが、実際には夫の態度や言動の変化など、生活上の微細な違和感を感じて、浮気の疑いに至ったものと考えられます。

急にオシャレしはじめた夫に感じる浮気の影

また、夫が外見や身なりに気を使うようになったことをきっかけに、浮気を疑うようになるケースもあるようです。

「外見や身なりの変化」に関する回答(一部)
  • 急に髪や服装のオシャレをし出しとき(石川県・女性 27歳)
  • 休日にオシャレして出かけた(東京都・女性 46歳)
  • いい香りがする(神奈川県・女性 37歳)
  • 下着を新調していた(兵庫県・女性 36歳)
  • 新しい服を頻繁に買う(北海道・女性 54歳)

夫の浮気を疑った妻、4分の1強が自分で浮気調査を実施

Q2:夫の浮気について、あなたは自分で調査を行いましたか?

夫の浮気について、あなたは自分で調査を行いましたか?

夫の浮気を疑った人の26.5%が、自分で浮気の調査を行ったと回答しました。

妻がやった浮気調査、スマホのチェックがトップ

前の質問で、自分で夫の浮気調査を行ったと回答した方に対し、実際にどんな調査を行ったかを質問したところ、結果は以下の通りです。

Q3:自分で行った浮気調査として具体的にどんなことをしましたか?

自分で行った浮気調査 具体的にやったこと

自分で浮気調査を行った人の半数以上 58.49%が、スマホのチェックを行っていました。
SNS投稿やLINE・メッセージのやりとりが浮気の証拠になる他、PCやスマホ内の予約・購入履歴のメールや画面もデジタル証拠として使われます。

また、レシート・名刺など紙の物証をチェックした人も多く、これら順位の並びからは、基本的に夫と同居している生活の中で確認しやすいものから順にチェックを行っている様子がうかがえます。

なお、探偵や弁護士に相談した人も13.21%。GPSや録音・録画、尾行といった、やや専門性が求められる項目は、探偵・弁護士などプロへの相談を下回る結果となりました。

夫の浮気を妻が自分で調査、半数以上がクロ!

Q4:調査した結果、夫は浮気をしていましたか?

調査した結果、夫は浮気をしていましたか?

自分で浮気調査した人に、実際に夫が浮気をしていたかどうかを尋ねる質問では、半数を越える56.6%のケースで夫が浮気をしていたと回答。
夫の浮気を不安に感じて妻が自分で浮気調査すると、その半数以上がクロ、浮気していたという調査結果になりました。

一方で、次点となったのは、「ハッキリわからなかった」の26.42%。
自己調査で「浮気はしていない」とまで確信するのはなかなか難しく、浮気調査してもハッキリわからずシロともクロともつかない、グレーな状況のまま調査を終えるケースも少なくなさそうです。

3つの選択肢の中では「(浮気)していなかった」が16.98% 、「浮気していない」ことの確認が取れるケースが最も少なくなりました。

自分でやる浮気調査、浮気つきとめに効果的な方法は?

それでは、自己調査で夫の浮気をつきとめた方は、実際にどんな調査を行っていたのでしょうか。

Q3「自分で行った浮気調査として具体的にどんなことをしましたか?」とQ4「調査した結果、夫は浮気をしていましたか?」2つの質問への回答を掛け合わせ夫の浮気をつきとめた妻が行った浮気調査の内容を見てみましょう。

夫の浮気をつきとめた妻が行った浮気調査
浮気をつきとめた妻の実施人数 この調査の実行者総数 浮気発覚率
SNSやLINE、メッセージなどのチェック 16 31 51.60%
マッチングアプリの利用形跡のチェック 7 11 63.60%
スマホやパソコン内の予約・購入履歴のチェック
(ホテル・レストラン・プレゼントなど)
10 18 55.60%
クレジットカードの明細の確認
(引き落とし項目や金額)
9 12 75.00%
財布等の中のレシート・名刺などのチェック 14 18 77.80%
カーナビの走行履歴やGPSから行き先の確認 5 6 83.30%
夫の外出日の行動を尾行 4 4 100.00%
家や車での会話の録音・録画 2 5 40.00%
探偵や弁護士へ調査の相談・依頼 4 7 57.10%
その他 1 1 100.00%

行っている人数が多いのは、やはりスマホやパソコンの内容調査。家庭内で隙を見てチェックできる分、手軽に行われているものと考えられます。

ただし、スマホ・パソコン中心のチェックは浮気の事実発見につながる割合(浮気発覚率)は50~60%程度とやや低めでした。

浮気のつきとめ、効果的なのは「レシート・紙もの」または「GPS活用や尾行」

一方でクレジットカード明細やレシート・名刺の確認などは70%台とデジタル証拠より高い値を示しており、手元に置ける物的証拠を押さえる調査方法の効果の高さが目立ちます。

また、人数こそ少ないものの、

  • カーナビやGPSによる行き先チェック(83.30%)
  • 尾行(100%)

など、よりストレートに夫の行動を把握するアプローチは、浮気発見につながりやすく、非常に効果的と言えそうです。

ただし、GPSを仕掛けたり、尾行してついていくという行動は、すでに夫の行動に大きな違和感を感じており、ある程度浮気に確信を持っていなければ、なかなか踏み切れない取り組みでもあります。
実施するのに一定の準備や知識・スキルが求められる点も含め、普通の人が行うにはややハードルの高い行動かもしれません。

さまざまな方法で調査すると、浮気発見率を高められる可能性

また、上記Q3「浮気調査としてやったこと」の質問に対し「浮気していた人」・「していなかった人」・「ハッキリわからなかった人」がそれぞれ何項目くらいの浮気調査を選択していたか、平均選択数を算出した。

浮気の発覚状況別「Q3 浮気調査としてやったこと」項目選択数
浮気していた人 平均2.4項目
していなかった人 平均1.33項目
ハッキリわからなかった人 平均2.07項目

浮気をつきとめた人は、浮気していなかった人・ハッキリわからなかった人より多くの項目を選択していました。

この結果からは、浮気調査はさまざまな方法の調査を組み合わせ、並行して行うことで、浮気の発見率が高まることがわかります。

その点、浮気調査のプロである探偵なら、効果の高いGPS調査や尾行を含め、多岐に渡る調査行動を漏れなく、多様なアプローチで行います。
浮気の有無をしっかりと把握したい場合は、探偵に浮気調査を相談・依頼するのもひとつの手でしょう。

夫の浮気がわかった際に取った対応

自分で調査した結果、夫の浮気がわかった際、妻はどういった対応を行うのでしょうか。以下、浮気がわかった時に取った対応について、回答をグラフにまとめました。

Q5:夫の浮気がわかった際、どう対応しましたか?

夫の浮気がわかった際、どう対応しましたか?

夫の浮気がわかった際にやったこと最多は6割の方が行った「今後の生活や離婚についての話し合い」。
夫婦間の大きな問題なので、夫の浮気で話し合いになるのはごく自然なことでしょう。

一方で、話し合い以外の対応をなにか行った人は多くても2割程度にとどまった点はやや意外でした。

浮気での慰謝料請求は、浮気相手より夫に行うケースの方が主流

特に浮気がわかって、浮気相手に対して慰謝料を請求した人は13.33%、夫への慰謝料請求20%の方が割合の高い結果となりました。
妻からすると、浮気相手より浮気をした夫本人の責任を追及する意識の方が強いようです。

なお、不倫は夫と浮気相手、両者による共同不法行為にあたるため、不倫慰謝料を請求する場合は、夫・浮気相手の双方に慰謝料請求することが可能です。

慰謝料は浮気相手だけに請求することもできます。ただし、不貞行為の責任は浮気相手だけではなく夫にも同等にかかることから、浮気相手に慰謝料を請求した後、浮気相手から夫に対して慰謝料金額の半分または一部を請求(求償)される可能性があります。

こうした事情もふまえ、家計を同一とする家庭内(夫婦間)であっても、形式的に夫の責任を明確化するために「夫への慰謝料請求」のみ行うケースもあるでしょう。

夫の浮気がわかっても離婚しない、最大の理由はやっぱり子ども

今回のアンケートの対象者は「いまの夫の浮気を疑ったことのある婚姻中の女性」です。
夫が浮気していたことがわかったにも関わらず、離婚しないで結婚生活を続けてきた理由はどこにあるのでしょうか。

Q6:夫の浮気がわかっても、実際に離婚しなかった理由はなぜですか?

夫の浮気がわかっても、実際に離婚しなかった理由はなぜですか?

夫の浮気がわかってもなぜ離婚しなかったのか、理由を尋ねたところ、トップに上がったのはやはり「子どもへの影響」(33.33%)。
子どもにショックを与えたくないと離婚をふみとどまるケースは、浮気原因のものに限らず、離婚協議の場では非常にポピュラーな理由です。
ましてや離婚の原因が父親の浮気となると、子どもが非常に嫌な想いをしたり、情操教育上の悪影響も心配になるでしょう。

続く2位は「離婚後の経済的不安」(20%)お金の問題です。
専業主婦の方はもちろん、妻ひとりの収入では家計を賄うのが難しいというケースは多々あるもの。
共働き家庭ならまだしも、妻がアルバイトやパートの場合や、家賃や車のローンなど毎月固定の出費がある場合は、その分、離婚にふみきるハードルは高くなりがちです。

3位「世間体が悪い」(16.67%)はいずれも20代・30代の方からの回答でした。
調査対象の中でも比較的若い世代が離婚を「世間体」の問題と捉えるのは少し意外な印象もありますが、スマホやSNSなどで友達同士いつもつながりあっている時代、むしろ若いからこそ周りの人の目が気になるのかもしれません。

なお「その他」として届いた回答は、

  • 義母に泣きつかれた為(青森県・女性 50歳)
  • 謝罪した(栃木県・女性 52歳)
  • 夫の病気が発覚(埼玉県・女性 57歳)

など、いずれも個別の事情を含む回答でした。
実際に離婚するか・しないかの判断はごくプライベートな選択で、夫婦ごと・家族ごとのケースバイケースな事情が大きく影響してくることが伝わります。

まとめ

最後に、今回ご紹介した内容をおおまかにまとめます。

  • 婚姻中女性の1/4弱が夫の浮気を疑った経験アリ
  • 夫の浮気に気づいたきっかけ、最多は「携帯電話やSNSの利用」
  • 夫の浮気を疑った妻、4分の1強が自分で浮気調査を実施
  • 妻がやった浮気調査、スマホのチェックがトップ
  • 浮気の怪しい夫、妻が自分で調査すると半数以上はクロ!
  • 浮気のつきとめ、効果的なのは「レシート・紙もの」または「GPS活用や尾行」
  • 夫の浮気がわかっても、慰謝料請求までやった人は2割以下
  • 夫の浮気がわかっても離婚しない、最大の理由はやっぱり子ども

夫の浮気が怪しいなと感じたら、浮気調査の検討を

今回の調査では、妻が夫の浮気が疑わしく感じた場合、実際に妻が自分で調査してみると半数以上はクロ、浮気していたことがわかる、という結果になりました。

会社の帰りが遅い、飲み会が増えた、やたらスマホを見ているわりに電話をかけてもつながらないなど、夫の様子にあやしい変化を感じた際は、浮気調査を検討するのもひとつの手です。
浮気のアヤしい夫を調査して浮気が発覚する確率は50%以上となると、気になる夫の浮気の影がたとえ直感だったとしても、決してバカにはできないもの。夫の行動にあなたが不安を感じているなら試してみる価値はあるでしょう

はじめは自宅のスマホやPCのチェック、財布の中のレシートなど調査しやすいものからはじめ、GPS活用や尾行を行えば、より効果的な証拠を確保できます。
浮気調査をどう行えばいいかわからない、自分でやる調査に不安を感じる場合は、浮気調査のプロである探偵に相談するのも良いでしょう。

浮気以外の悩みもあり、離婚を考えている場合は、離婚問題に精通した弁護士に相談することで、解決の糸口を得られるかもしれません。
辛い気持ちを抱えながら、黙って耐え続けるのは、健全な家庭生活とは言えません。ひとりで抱え込まず、まずはお近くの弁護士や探偵まで相談に行くことをおすすめします。

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