福島県の離婚問題について
福島県の離婚に対応している弁護士事務所
このページでは、福島県での離婚問題・調停に対応する弁護士事務所を掲載しています。離婚問題・調停への実際の対応については、各弁護士事務所へご確認ください。
ベリーベスト法律事務所
ベリーベスト法律事務所は全国75拠点(※1)をもつ日本有数の弁護士事務所です。離婚問題に高いノウハウをもつ専門チームが、様々なシチュエーションの離婚の悩みやトラブルにワンストップで対応。依頼者の離婚後の生活を見据えながら、納得のいく解決を目指して最後まで親身に寄り添います。(※1)2025年3月現在
ベリーベスト法律事務所の概要
事務所名 |
ベリーベスト法律事務所 |
所在地 |
〒106-0032 東京都港区六本木一丁目8番7号 MFPR六本木麻布台ビル11階 |
受付時間 |
平日9:30~21:00 土日9:30~18:00 |
弁護士 |
外口 孝久 弁護士(第一東京弁護士会 所属) |
相談料 |
相談料:初回60分無料
着手金:お問い合わせください
報酬金:お問い合わせください |
アクセス |
■東京
東京メトロ南北線
[六本木一丁目]2番出口より徒歩3分 |
電話番号 |
050-5268-7361 |
当事務所では、離婚問題に関する豊富な経験・実績を有する専門チームを中心に、約410名(※2)の弁護士がサポートしています。相手方に弁護士がいる場合でも、離婚問題に特化した当事務所の弁護士に依頼することで、話し合いを有利に進めることが可能です。
離婚したい原因や、また離婚相談そのものも、内容によっては、「異性の弁護士には相談しにくい…」とお思いの方もおられるでしょう。当事務所の離婚専門チームには、女性弁護士も多数在籍しており、相談者の方のご希望によって男女いずれの弁護士も選択が可能です。同性でなければ話せないような悩みも含め、何でも遠慮なくお話しください。
現在調停や裁判は相手の所在地で行う場合が多く、相手方が遠方にいる場合には、現地で弁護士を探すか、多額の出張費を負担しなければなりません。当事務所は全国に75拠点(※2)あり、各拠点の弁護士が連携し、遠方での調停や裁判も対応しますので安心です。また中国をはじめとする世界各国の法律事務所と提携しており、英語と中国語に関しては通訳がいるなど、日本語に自信のない方も安心してご相談いただけます。
(※2)2025年4月現在
ベリーベスト法律事務所の詳細はこちら
菅野浩司法律事務所
菅野浩司法律事務所は、福島市に拠点を構える身近な法律事務所です。離婚や親権、養育費、慰謝料などの家庭問題に幅広く対応しており、相談者の立場に寄り添った丁寧な対応が特徴です。福島家庭裁判所にも近く、家事調停委員としての経験を持つ弁護士が対応するため、実務に即したアドバイスが受けられます。男女いずれの弁護士を希望するかも配慮されており、安心してご相談いただけます。
菅野浩司法律事務所の概要
事務所名 |
菅野浩司法律事務所 |
所在地 |
〒960-8131 福島県福島市北五老内町1番3号 福島法曹ビル305号 |
受付時間 |
平日 9:00〜17:00 |
所属弁護士 |
菅野 浩司 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
(福島交通)曽根田駅 18分/(JR在来線/JR新幹線/阿武隈急行)福島駅 25分 |
- 離婚・親子関係に関する幅広い案件に対応:
財産分与・慰謝料・親権・面会交流・婚姻費用・離縁など、離婚に関連する法律問題を包括的に取り扱っています。
- 男女いずれの弁護士を希望するか相談可能:
相談者の安心感を大切にし、男性弁護士・女性弁護士の希望にも配慮して対応してくれます。
- 福島家庭裁判所に近く、地域に根差した運営:
福島市出身の弁護士が在籍し、家事調停委員の経験を活かした家庭問題への実践的サポートが期待できます。
離婚や親権、養育費の問題でお悩みの方にとって、福島市の菅野浩司法律事務所は心強い相談先となるでしょう。家庭裁判所家事調停委員としての経験を持つ弁護士が在籍し、地域に根差した視点で問題解決に尽力してくれます。男女いずれの弁護士への相談も可能な点も、安心して一歩を踏み出せる大きなポイントです。
あびこ法律事務所
あびこ法律事務所は、福島市旭町に位置し、離婚・親権・養育費・不貞慰謝料・DVなどの家事事件に幅広く対応する法律事務所です。キッズスペースの完備や女性スタッフの常駐など、子育て中の相談者にも配慮された環境が整っており、平日夜間や土日祝の相談も事前予約により柔軟に対応しています。福島駅から車で約10分、駐車場完備でアクセスも良好です。
あびこ法律事務所の概要
事務所名 |
あびこ法律事務所 |
所在地 |
〒960-8113 福島県福島市旭町10番9号 |
受付時間 |
平日 9:00〜18:00 |
所属弁護士 |
安彦 元気 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
お車:福島駅から車で約10分/バス:年金事務所入口下車後 徒歩約3分、競馬場前下車後 徒歩約5分 |
- 家庭内の法的トラブルに幅広く対応:
離婚、婚姻費用、親権、養育費、不貞、DVなど多岐にわたる問題に対応可能で、複雑なケースにも柔軟に対処してくれます。
- 相談しやすい環境づくりに配慮:
キッズスペースを完備し、小さなお子様連れでも安心して相談できる環境を提供。女性スタッフによる見守りもあり、落ち着いて話せる工夫があります。
- 福島駅からアクセス良好・駐車場完備:
車・バスいずれでも通いやすく、事前予約があれば土日祝や平日時間外の相談も可能。多忙な方にも利用しやすい体制です。
離婚や養育費、面会交流、不貞慰謝料といった複雑な家族問題に直面している方にとって、あびこ法律事務所は心強い味方です。弁護士の安彦元気先生は、依頼者一人ひとりに丁寧かつ迅速に向き合う姿勢を大切にしており、キッズスペースも完備されているため、小さなお子様を連れての相談も安心です。
二本松法律事務所
福島県二本松市にある二本松法律事務所は、地域に根ざした市民のための法律事務所です。代表の井上航弁護士は、法テラス勤務や自治体職員としての経験を持ち、離婚問題をはじめとした暮らしの法律問題に真摯に対応しています。初回相談は無料、土曜や出張相談にも対応可能で、法テラスの利用や分割払いの相談も柔軟に応じています。アクセス面でも二本松駅から通いやすく、地元住民にとって頼れる相談窓口です。
二本松法律事務所の概要
事務所名 |
二本松法律事務所 |
所在地 |
〒964-0906 福島県二本松市若宮2-163-1 NTT 二本松ビル4階 |
受付時間 |
月から土 9:00~17:00 |
所属弁護士 |
井上 航 |
相談料 |
初回相談料無料 |
アクセス |
(JR東北本線)二本松駅 徒歩10分 |
- 離婚・男女問題に関する初回相談が無料で、法テラスの利用や分割払いにも柔軟に対応しており、経済的な不安がある方にも配慮された料金体制です。
- 福島県内外での実務経験を活かし、被災者支援や離島での巡回法律相談を行ってきた弁護士が、市民の身近な存在として親身に相談に応じてくれます。
- 土曜相談や出張相談にも対応しており、交通手段や時間の制約がある方にも相談しやすい体制が整っています。
離婚を考えているけれど、何から始めてよいか分からない──そんなお悩みをお持ちの方には、二本松法律事務所の井上弁護士の存在が心強い支えとなるでしょう。福島県内外での多彩な経験を活かし、地域に根ざした弁護士として、市民一人ひとりの「見えなかった道」を共に探し、進むお手伝いをしてくれます。初回相談無料・土曜対応・出張相談可と、相談しやすい体制も整っているので、まずは一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。
弁護士 佐藤久美子(半澤法律事務所)
半澤法律事務所(弁護士:佐藤久美子)は、福島市中町のエスケー中町ビルに位置する法律事務所で、離婚・男女問題に注力しています。親身なヒアリングとわかりやすい説明を心がけ、初めての方でも安心できる相談環境が整っています。女性弁護士によるきめ細やかな対応と、明確な費用体系により、相談者の「納得」と「安心」を大切にする姿勢が際立っています。福島駅東口から徒歩10分とアクセスも良好です。
弁護士 佐藤久美子(半澤法律事務所)の概要
事務所名 |
弁護士 佐藤久美子(半澤法律事務所) |
所在地 |
〒960-8043 福島県福島市中町4-20 エスケー中町ビル301号室 半澤法律事務所 |
受付時間 |
平日 9:30〜17:00 |
所属弁護士 |
佐藤 久美子 |
相談料 |
5,500円(税込)/30分 |
アクセス |
福島駅東口から徒歩10分/福島交通バス停 「中町」「荒町」「一番丁商店街」から徒歩2分 |
- 女性弁護士による親身な対応:
女性弁護士がじっくりとお話を伺い、緊張感を和らげる話しやすい雰囲気の中で、依頼者に寄り添ったサポートを行っています。
- わかりやすい法律相談を重視:
法律用語はできる限りかみくだいて説明し、「納得」と「安心」を大切にした丁寧なカウンセリングを提供しています。
- 安心できる明朗な費用体系:
相談料は30分5,500円(税込)と明示されており、受任後の費用や預かり金も明確・適正に管理されるため、初めての方でも安心です。
- 福島駅から徒歩10分の好立地:
バス停からのアクセスもよく、福島市中心部で気軽に立ち寄れる立地にあります。
離婚問題で誰にも相談できずに悩んでいる方へ。半澤法律事務所の佐藤久美子弁護士は、女性ならではの視点で、親身に耳を傾けてくれます。緊張しやすい初回相談でも「安心して話せた」との声が多く、法律のことがよくわからなくても、分かりやすく説明してもらえるため、不安な気持ちを一つずつ解消していけます。ご相談は完全予約制で、事前に費用の説明もあるため、安心してご利用いただけます。
弁護士法人福光法律事務所
弁護士法人福光法律事務所は、福島市に拠点を構える法律事務所で、離婚や男女問題に注力しています。初回相談は無料で、平日はもちろん土日祝日・夜間の相談にも対応。費用の分割払いにも応じており、法的トラブルに直面した際も無理なく専門家のサポートを受けることができます。福島県内を中心に、宮城県・山形県・新潟県など近隣地域にも対応可能です。
弁護士法人福光法律事務所の概要
事務所名 |
弁護士法人福光法律事務所 |
所在地 |
〒960-8055 福島県福島市野田町七丁目7番18号 |
受付時間 |
月から土 9:00〜20:00 |
所属弁護士 |
佐藤 孝明 |
相談料 |
初回無料相談 |
アクセス |
(JR在来線/JR新幹線/阿武隈急行/福島交通)福島駅 19分 |
- 離婚問題に関する初回相談が無料:
離婚、親権、養育費、不貞慰謝料など、幅広い問題に対応し、初回の相談料は無料です。
- 土日祝日・夜間も相談対応可能:
仕事や家庭の都合で平日に相談できない方も、柔軟なスケジュールで相談が可能です(事前予約推奨)。
- 費用の分割払いにも対応:
依頼に伴う経済的負担を軽減するため、費用の分割払いにも応じており、安心して相談できます。
- 地元出身の弁護士が対応:
福島市出身の佐藤孝明弁護士が代表を務め、地元への想いを大切にしながら誠実に対応しています。
福島県福島市で離婚を検討されている方にとって、弁護士法人福光法律事務所は非常に心強い存在となるでしょう。離婚・男女問題の初回相談は無料で、土日祝日や夜間にも対応可能。費用の分割払いにも柔軟に対応しており、法的な手続きに不安を感じている方でも安心して相談できます。地元出身の弁護士が親身に話を聞いてくれる点も信頼できるポイントです。
福島県で離婚問題の弁護士をお探しの方へ
福島県の法テラスでの離婚事件対応数は全国第23位
日本司法支援センター 法テラスが発表した統計資料によると、2015年に福島県内の法テラスで民事法律扶助が行われた件数は年間840件でした。そのうち、離婚に関する事件の件数は年間276件ですが、この件数は47都道府県のなかで23番目という平均的な順位です。前年比は34件増となっており、その増加数は宮城県と並び全国第13位という上位に位置しています。2015年には全国的に離婚に関する民事法律扶助の件数が増加していますが、福島県も同様の傾向となっています。では、同じように離婚件数も増えているのでしょうか。これから、福島県の離婚事情を詳しく見て行きます。
福島県の法律相談・法テラスの民事法律扶助の件数は減少傾向に
日弁連がまとめた「弁護士白書」を見ると、福島県における有料法律相談の件数は2014年には163件でしたが2015年には148件に減少しています。また、無料法律相談の件数についても年間3,501件から2,793件へと減っていました。近年、福島県では2011年の東日本大震災関連の法律相談が多かったのですが徐々に問題が解決され、2015年には有料、無料のいずれにおいても法律相談の件数が減少したようです。有料、無料を合わせた法律相談の総件数に関して見ると1年で723件も少なくなっています。一方で、民事法律扶助の件数に関しては843件から840件という僅かな減少にとどまっていました。法テラスには依頼者の収入によって弁護士費用の扶助が受けられる制度があるため、県民がそのシステムをしっかり活用しているのでしょう。
福島県の人口は1995年頃より減少傾向となっており、2010年の国勢調査時に2,028,752人だったものが、2016年には1,900,253人にまで減少しています。2011年の東日本大震災により県外転出者が増加したことが大きな要因です。しかしながら、被災地においても復興が進み、多くの農家が米・野菜・果物などを作り続けています。漁業においては原発事故の影響を大きく受け、これまでの損害は計り知れませんが、漁業従事者は努力し続けています。このような環境にあるため福島県では個人、法人ともに様々な分野において弁護士への需要が高いのですが、県内で活動する弁護士の人数は充分なのでしょうか。「弁護士白書」のデータから2015年の福島県民1万人当たりの弁護士数を調査すると、その数は1.01人という非常に低い値となっていました。全国ワースト8位という現状です。東北地方はどの県においてもかなり弁護士不足が深刻ですが、秋田県(0.76人)、岩手県(0.78人)などと比べると福島県は恵まれているようです。
福島県の離婚問題の現状
福島県の協議離婚は増加し、離婚調停・離婚訴訟は減少傾向
厚生労働省が発表した平成27年(2015年)の人口動態調査のデータを見ると、福島県の2015年の離婚件数は年間3,239件でした。2014年の離婚件数は3,165件だったため前年比74件増となります。2015年の離婚件数の内訳を見ると、3,239件のうち夫婦の合意だけで離婚に至る協議離婚の件数は2,802件で、前年比は72件の増加となっています。福島県の離婚件数の前年比は74件増のため、そのほとんどが協議離婚によるものということになります。その一方で、調停離婚や和解離婚、判決離婚など第3者が関わった離婚件数に関しては、調停離婚、審判離婚は減少していますが、和解離婚、判決離婚が増えており、合計で2件の増加となっていました。これらのことから、福島県では夫婦の合意だけで離婚に至るケースが目立って増加していることがわかります。
離婚率(人口1000人あたりの離婚件数)の推移に目を向けると、福島県の離婚率の推移は以下のようになっています。
年 |
離婚率 |
平成27年(2015年) |
1.70 |
平成26年(2014年) |
1.64 |
平成25年(2013年) |
1.67 |
平成22年(2010年) |
1.96 |
平成17年(2005年) |
2.10 |
平成12年(2000年) |
1.86 |
平成7年(1995年) |
1.36 |
平成2年(1990年) |
1.04 |
昭和60年(1985年) |
1.19 |
昭和55年(1980年) |
1.03 |
福島県の離婚率の推移を見ると2005年の離婚率2.10をピークとし、以降は減少傾向となっていました。しかし、2015年には前述のとおり離婚件数が74件増えているため増加に転じています。しかし、この年の離婚率1.70は全国平均の1.81を下回っています。さらに、47都道府県のなかでの順位を見ると、奈良県と並んで全国で15番目に低い離婚率となっています。
慰謝料・養育費…離婚はお金の問題でもある
離婚は、単に戸籍の記載を分けるための問題だけではなく、2人の男女が婚姻を経て1つにした生計を2つに分ける、お金の問題でもあります。共有財産をどのように分けるか、は基本として、子どもがいる場合は養育費の問題が発生します。
養育費については、養育費算定表が裁判所のホームページに公開されており、子の人数/年齢、夫・妻 双方の年収によって、養育費の目安を算定することができます。
この表をもとにすると、たとえば14歳以下の子がひとり、夫の年収が500万円、妻が専業主婦で収入ゼロの場合、月に4万円から6万円あたりが相場です。この算定表は、東京・大阪の裁判官による共同研究で作成されたものです。
また、不貞など、夫・妻どちらかに明らかな離婚の原因がある場合は、慰謝料の問題も出てきます。慰謝料の額面については、離婚原因の重大さや、年収レベルによっても大きく異なりますが、上記のような一般的な会社員であれば100万円~300万円が相場と言われています。実際の算定には、東京都の年収相場や、お住いの地域であった支払い事例も、ある程度影響するかもしれません。
夫にも妻にも、それぞれ離婚後の生活がある以上、離婚に至る感情的な問題の大半は、最終的にこうしたお金の問題へと収束されます。当然ながら、当人同士での協議は不調に終わることも少なくなく、離婚問題・調停への対応に優れた弁護士を味方にできるかどうかが、正当な養育費・慰謝料の獲得のカギとなります。
司法統計に見る、男女の離婚動機の違い
最高裁判所が発表している司法統計年報「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」によると、男女別の離婚原因は下記の通り。
男性 |
女性 |
性格が合わない |
61.3% |
性格が合わない |
40.5% |
その他 |
21.2% |
生活費を渡さない |
28.3% |
精神的に虐待する |
18.7% |
精神的に虐待する |
25.6% |
家族親族と折り合いが悪い |
14.9% |
暴力を振るう |
22.7% |
異性関係 |
14.8% |
異性関係 |
18.0% |
性的不調和 |
13.1% |
その他 |
12.4% |
浪費する |
12.4% |
浪費する |
11.3% |
同居に応じない |
9.9% |
家庭を捨てて省みない |
9.0% |
暴力を振るう |
8.5% |
家族親族と折り合いが悪い |
7.6% |
家庭を捨てて省みない |
6.3% |
性的不調和 |
7.6% |
病気 |
5.1% |
酒を飲みすぎる |
6.4% |
生活費を渡さない |
4.4% |
不詳 |
4.8% |
不詳 |
3.1% |
病気 |
2.8% |
酒を飲みすぎる |
2.4% |
同居に応じない |
2.4% |
※「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2015)」の2015年データ
※動機は1件につき3点まで重複計上 / 申し立て総数に対する比率
生計・生活に直結する「生活費を渡さない」はもちろん、「精神的に虐待する」「暴力を振るう」の2点についても、合計すると48.3% と、「性格が合わない」の40.5%を超えてトップにあたります。
性格や精神面、関係性の部分の問題と解釈する男性に対して、女性の場合、いわゆるドメスティック・バイオレンスといわれるような、生存上の脅威となるような理由が上位に来ていることが特徴的で、離婚した女性のさらされた厳しい状況が垣間見えます。
福島県の離婚問題に対する取り組み
福島県のドメスティック・バイオレンスに対する取り組み
このような夫婦・家族・カップル間での暴力の防止と被害者の保護を目的に、2001年10月、超党派の女性議員による議員立法によって「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法)」いわゆるDV防止法が制定されました。
全国の自治体では、この法律に基づく基本計画を策定し、女性を中心としたドメスティック・バイオレンスに悩む方々を支援するための取り組みを推進しています。
福島県ではDV(ドメスティック・バイオレンス)に悩む方々を支援するため、福島県相双保健福祉事務所に「配偶者暴力相談支援センター」を設置しています。2014年に相双保健福祉事務所に寄せられた女性からの相談は来所、訪問、電話などすべて合わせて136件でした。そのうちDVに関係するものは43件となっており、離婚問題は58件でした。配偶者暴力相談支援センターでは相談員が必要に応じて様々な支援を行っています。内容としては、保護命令、自立支援、一時保護に関する情報の提供、関係機関の紹介、 相談者の心理的なケアなどです。DVには、殴る蹴るなどの身体的な暴力のほか、言葉などによる精神的な暴力、性的行為を強要する、生活費を渡さないなどの行為も含まれます。相談窓口には、上記の配偶者暴力相談支援センターのほか、各市町村の保健福祉事務所、警察署の生活安全課などがあります。一部を下記にてご紹介いたします。相談に関する秘密は守られます。DV被害に悩む方は、勇気を出して相談して下さい。最初は電話でもいいのです。
相談窓口 |
連絡先 |
女性のための相談支援センター |
024-522-1010 |
県北保健福祉事務所(福島市) |
024-534-4118 |
県中保健福祉事務所(須賀川市) |
0248-75-7809 |
県南保健福祉事務所(白河市) |
0248-22-5647 |
福島県男女共生センター(二本松市) |
0243-23-8320 |
福島市福祉事務所 |
024-525-3780 |
福島市男女共同参画センター「ウィズもとまち」 |
024-525-3780 |
いわき市内郷・好間・三和地区保健福祉センター |
0246-27-8612 |
DV被害に悩む方は、友人や家族に相談するのはもちろんのこと、いつでも身の安全を確保できるよう、最寄りの警察署などに一度相談しておきましょう。まだ大丈夫と思っていても、いつ暴力がエスカレートしていくかわかりません。しかし、緊急性が高く、自身に重大な危険が迫っていると感じている場合には、迷うことなく警察(事件発生時)110番に通報してください。DVから逃れて安全確保を求める場合、各警察署内の生活安全課が対応してくれます。ご自身の身の安全も大切ですが、DVを目にする子供の心身の成長への影響を考えてください。勇気を出して前に進むことで穏やかな日常生活を取り戻しましょう。
福島県の離婚問題を解決するには
福島県弁護士会は県内6か所に法律相談センターを常設しています
福島県弁護士会では、以下の表のように県内6か所に法律相談センターを開設しています。相談料は基本的に30分で5,000円(税別)です。法律相談を希望する方は、弁護士会の支部または法律相談センターに電話で予約して下さい。離婚を考えた時、慰謝料のこと、子供の親権についてなど法律的なことで不安になる方が多いのではないでしょうか。そういう時は法律相談センターが便利です。福島県弁護士会では、県民が気軽に法律相談できる環境づくりに尽力しています。2016年3月31日の時点で福島県弁護士会に所属する弁護士の人数は以下の表のとおりです。
窓口 |
電話番号 |
福島法律相談センター |
024-536-2710 |
郡山法律相談センター |
024-936-4515 |
いわき法律相談センター |
0246-22-1320 |
会津若松法律相談センター |
0242-27-0264 |
白河法律相談センター |
0244-36-4789 |
相馬法律相談センター |
0244-36-4789 |
会員数(2016年3月31日現在)
弁護士 |
194人 |
弁護士法人会員 |
118法人 |
外国特別会員 |
0人 |
福島県で離婚問題に悩む皆様へ
既婚者の3分の1は離婚しているという現実があります。離婚理由は、性格の不一致、経済的な問題、相手の浮気、家庭内暴力、嫁姑問題など様々でしょう。離婚を決断するのはどういうときでしょうか。しかし、離婚すると決めたとき、子供の親権のこと、慰謝料のこと、財産分与のことなど大きな悩みを抱えるのではないでしょうか。夫婦間の話し合いだけで合意に至る協議離婚が増えていますが、もし法律的な知識があれば慰謝料など金銭的な問題に於いてより良い条件を引き出すことが出来たかもしれません。子供の養育費に関しては法律の専門家のサポートが重要な役割をもつでしょう。離婚について悩みを抱えたときには、納得できる離婚をするため、法律の専門家の助けを借りることが大切です。悩みを抱えながら日々我慢を重ねて夫婦生活を続けるのか、幸せな未来のために勇気を出して離婚を選ぶかは、それぞれの考え方ですが、もしあなたが離婚を決意したなら、納得できる方法で確実に離婚問題を解決していくため、福島県の環境をよく理解し、当事者の事情に対して親身になってくれる信頼できる弁護士のサポートを受けることをお薦めします。
離婚に関する相談窓口には、福島県弁護士会の法律相談センターのほか、女性のための相談支援センターなど様々な公的機関があります。離婚を考えたとき、一人で悩みを抱え込まず離婚後の新たな生活をより良いものにするためにも身近な法律の専門家に相談してみてはいかがですか。あなたにとって最善の方法で離婚することができるでしょう。