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小姑や姑、舅が原因で離婚!嫌い合わないで離婚したい時の手続きは?

小姑や姑、舅が原因で離婚!嫌い合わないで離婚したい時の手続きは?

「嫁姑問題」は、永遠のテーマかもしれません。ネット上の相談サイトや知恵袋のサイト等では、毎日のように「嫁姑問題」について相談が寄せられています。また、SNSや個人ブログなどを通じて、姑や舅に関する愚痴を吐き出している主婦は数え切れない程沢山います。

実際に、嫁姑の不仲が原因で離婚をする人は年々増えてきており、中には小姑や舅との関係が上手く行かず、泣く泣く離婚をする夫婦も多いです。本記事では 「嫁姑問題」親戚が原因で離婚したい場合の「手続きの仕方」 について解説しましょう。

なお、家族が原因で離婚する場合の流れや方法については、以下の記事でも詳しく説明しています。本記事と合わせて参考にしてみてください。

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離婚原因の13.4%が小姑、嫁姑問題!多くの人が姑との確執に悩んでいる

「WooRis」というサイトが500人の既婚女性(離婚経験者)に「スピード離婚の原因」について調査したところ、離婚の原因第一位は、配偶者の浮気、第二位は性格の不一致、第三位「お金の問題」に次いで、第四位は「姑との確執」と答えている人が全体の13.4%を占めることが明らかとなりました。

また残念なことに、夫や義家族と「同じ墓に入りたくない」という方も増えています。NHKが朝の情報番組で調査したところによると、既婚女性の約60%が「夫の先祖と同じ墓に入りたくない」と回答をしていました。

こうした流れから実家の墓に入ることを希望する方、永代供養でロッカー式のお墓に入りたいという方、散骨、樹木葬など「新しいタイプの埋葬方法」を希望される方も比例して増えています。

離婚原因・義理の両親を介護するのが嫌という人も増加

離婚する夫婦が増えている今、お墓の問題だけでなく「両親の介護」などが原因で離婚する方も増えています。今まで忍耐強く付き合ってきたが「義理の両親を介護」する時になって、これまで溜めていたイライラした気持が爆発する方、過去経験した「家族間での確執」について思い出し(介護をする決心が付かず)離婚を考える人が増えてきているのです。

また、自分の両親を介護しない嫁に向かって「離婚か介護か」二択の選択を迫り、結果的に離婚に至る夫婦もいます。

ただし「両親の介護=配偶者の義務」ではありません。精神的・肉体的に負担が大きいのであれば、一人で介護をするのでは無く、自治体の支援制度を活用したり、デイケアやヘルパーさんに助けを求めるなどしてみてください。

また、介護で疲れているのなら精神的(または肉体的)負担が重ならないうちに、配偶者と向き合い、夫婦の今後と介護について話合いを行ってください。

離婚原因に繋がる嫁姑問題|34.2%の女性は帰省したくないと回答

お盆や年末年始の時期になると「夫の実家への帰省するのが苦痛」という悩みや相談を寄せる人が一気に増えるのをご存じでしょうか?

広島県のフォトブックサービス会社「フォト総研」が、全国22歳~50歳までの既婚者に調査(実施日:2016年11月11日~11月12日)したところ、全体の34.2%もの女性が「義家族の実家に帰省するのは、正直気が重い」と考えていることが分かりました。

また男性も一部「義家族の実家に帰省するのは、正直気が重い」と答えていますが、わずか6.9%と「女性の約5分の1」しかいません。この結果から分かるように、義家族との付き合いについて「気が進まない」のは、女性の方が圧倒的に多いと言えます。

女性は(義家族宅にて)家事の手伝いをしたり、手土産に何を持って行くか(義家族との)会話の流れ等、男性に比べて気を遣う場面が多くあります。また、義母の側でも生活習慣の違いなどから、ついつい口出ししてしまう機会が多くなるのでしょう。

特に、二世帯が同居をしてしまうと、嫁・姑は揉めやすくなります。別居をしていれば、年に1〜2回のことなので「何が起こっても水に流そう」という気持ちになれるのですが、毎日顔を合わせていると「お互いの嫌な面」も見えてきてしまいます。

もし、義家族と人間関係で揉めたくないのであれば、近くに住むとしても「お互いのプライバシーや生活」を尊重するよう気をつけましょう。

嫁姑問題・円満の秘訣は「お互いを尊重」する生活スタイルにあり

前項でも少し取り上げましたが「嫁姑が仲良くする」には、ある程度の距離を持って付き合いをすることです。もし、義家族のことで夫婦関係が悪くなったのであれば一時的に離れて暮らすか、お互いのプライバシーが保てるよう、それぞれが「生活スタイル」を尊重し「自由な暮らし方」を実践することです。

例えば、二世帯住宅であればひとつの住まいを2つの居住スペースに分けて、玄関や台所、トイレや浴室を完全に分けるようにしてください。プライベートな空間を確保さえしていれば、お互いにとって「自由な暮らし方」ができます。

また、 お互い話しにくいことがあるなら、夫を通じて交流するなど、ワンクッション置いた付き合いの仕方 をしてみてください。基本的に夫は妻を、妻は夫に味方をするのが「夫婦関係を破綻させない」一番の方法です。たとえ親をかばいたい気持ちがあったとしても、配偶者を孤独に追いやらないよう「私は妻(または夫)の味方をする」と決意をすることです。

こうした気持ちが持てないのであれば「性格の不一致」を原因に冷却期間を置くか、夫婦が別居をするしかありません。それでも、夫婦関係の修復が難しいのであれば「離婚」について準備を始めてください。

離婚原因は嫁姑問題だけじゃない、舅や小姑とのトラブルが原因になる事も

離婚の原因になるのは、嫁姑問題だけに限りません。舅や小姑との付き合いが上手く行かず、離婚を考える方も多くいらっしゃいます。また女性は(男性とは違い)全く違う考え方や生活スタイルを実践する小姑や姑、舅、そして夫の中に入っていくのですから「新しい家族の中に溶け込もう」とするのは難しいことです…。

また何かトラブルが起こった場合も、夫が味方に付いてくれれば良いのですが、姑や小姑の側に付いてしまうと「味方がいない孤独感」を感じることから、離婚を決意する女性が多いのも「ある意味仕方がないこと」だと頷けます。

離婚原因、嫁姑問題だけでは慰謝料請求は難しい

例えば、姑が嫁をいじめたり(嫁が姑をいじめた場合も)、モラルハラスメントと認められるような言動があったとしても、嫁姑問題だけで離婚を成立させるのは難しいのが現状です。

なぜなら離婚は夫婦の問題であり、第三者が原因で離婚を成立させるのは法律上難しくなるからです。実際、離婚原因として法的に認められるには、以下のような条件をクリアする必要があります。

離婚原因として法的に認められるには?

  • 配偶者の不貞行為(浮気など)
  • 配偶者が結婚の義務を果たしていない
  • 配偶者の生死が分からない
  • 配偶者が、重い精神病にかかっている
  • その他(夫婦関係が破綻している決定的な理由)

もし、嫁姑問題や義家族との問題で離婚をしたいのであれば、夫に「別居をする」こと(夫が義家族とのトラブルを抱えている場合は妻に)を宣言することです。そして別居の事実をつくり「夫婦関係が破綻している」ことを証明していくことが、離婚原因を成立させる近道と言えるでしょう。

また、夫が姑の味方をして「妻を孤独に追いやった」というのであれば、夫婦関係が破綻に至った要因として「別居の事実」と共に離婚原因として申し立てを行ってください。

もちろん、姑が率先して「嫁を追い出そうとした」のであれば、姑に対して慰謝料が請求できます。慰謝料の請求や裁判については、個人で動くのでは無く、必ず離婚問題を専門にする弁護士に相談を行ってください。

離婚と嫁姑問題・夫が解決に努めない場合は慰謝料が請求できる

嫁と姑との確執が起こっているにも関わらず、夫が「問題の解決に努めなかった」場合は、慰謝料の請求が可能です。例えば、姑の側に夫が味方をしたり、義家族の側について嫁を非難するような行動に出た場合は、精神的苦痛を理由に慰謝料が請求できます。

また精神的問題だけでなく、モラルハラスメント(言葉の暴力)や人格を否定されるような出来事がある方、生活上の制約(金銭的制約も含む)を受けたり、暴力などを受けていた場合も同様です。義家族による暴力、夫からのドメスティックバイオレンスでお悩みの方は、最寄りの自治体や専門の弁護士に相談を行ってください。

特に暴力が絡む場合は、大きな怪我や事故の危険性も秘めています。暴力の場から逃げるのが難しい場合は、自治体や民間のシェルターに避難するようにして「自らの命と安全」を守ることを最優先してください。

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離婚原因・嫁姑、小姑問題で悩んだ時には、弁護士を味方に付けよう

前項でも説明した通り、嫁姑問題や義家族との「人間関係」が問題で離婚をする場合や、相手の家族に慰謝料を請求する場合は、離婚問題に強い弁護士に相談してみましょう。弁護士であれば、財産分与や親権の問題、慰謝料請求、離婚後のトラブル解決まで、法に則って「正しい方法」で手続きを行ってくれます。

また、離婚で私たちが不利にならないよう、法律的に「権利が守られるよう」さまざまな方法で、私たちの今後を明るい方向へと導いてくれます。

弁護士に依頼をするのが初めての方は、初回無料のお試し相談などを上手に活用してみてください。どの弁護士も一回目の相談は、無料で受け付けているので金銭的負担も無く、必要なことがまとめて質問できるので安心です。

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嫁姑、小姑題で離婚を考え始めたら、

今回は、嫁姑との問題や離婚手続きの進め方について詳しく解説しました。家族のことで夫婦が別れてしまうのは残念なことですが、今後10年、20年もの間、性格が合わない家族と「苦しい生活」をするのは大変な苦労を伴います。また、一緒にいることが不幸と感じるのであれば、思い切って「ご自身の幸せ」を追求するのは間違ったことではありません。

もし、嫁姑や義家族との人間関係で苦しい思いをされているのなら、家族の問題や離婚問題に詳しい弁護士に相談してみてください。誰かに話を聞いてもらうだけでも(離婚について)考えをまとめることができ、スッキリとした気持ちになれるはずです。みなさんも悩みを一人で抱えずに(弁護士による)無料相談などの機会を上手に活用してみてください。

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